外出禁止の街17 [スペイン]
アベノマスクが届いたのでつけてみた。サイズは特に問題なかったけど、どうも顔にフィットしない。上下左右に隙間ができてしまう。
やっぱりこれは素材のガーゼを利用するのが良いということになり、分解し裁断し、ソデノマスク(半袖Tシャツの袖で作ったマスク)の中に挟むことにした。
これで、万が一自分が無症状の感染者だとしても人に感染させるリスクは下がるはず。あわよくば自分が感染することも予防してくれることを願うばかり。
そして、あの酷暑の夏までにはコロナが収まってくれることを祈ります。
さて、日曜日恒例の週末旅はお休みです。本日は外出禁止の続くスペインの首都マドリードを、鳥の目になって訪ねてみましょう。

下記の写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年4月19日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
太陽の門(プエルタ・デル・ソル)と呼ばれる広場にあるマドリードのシンボル “クマとイチゴノキ” のブロンズ像。周りに人影はありません。
真っ白の市庁舎。大通りも、観光客で賑わっているはずの名所も静まり返っています。
サッカーの競技場もご覧の通り。大勢の観客でいっぱいになる日はいつになるのか・・・。
こちらの男性はプロの写真家。この珍しいマドリードの今を記録しています。
「どこも何度も通った場所ばかりですが、まるで凍り付いてしまったかのようです。現在のマドリードを記憶しておくために写真に収めておきたいんです」
さすがにプロのカメラマン、おもしろいアングルで一枚。ここはマヨール広場。
「こちらは元市庁舎だった建物です。80年代から90年代にかけて、芸術家がファサードにフレスコ画を描きました。他にないユニークな建物だと思います」
フレスコ画と言っても現代的ですね。
空の旅を続けていると、元病院だった建物が見えてきました。ちょうど今から100年ほど前には、スペイン風邪の感染者を毎日収容していた場所です。
ちょっと翼を休めて地上に降りてみましょう。ここはソフィア王妃芸術センター。あのゲルニカが展示されている美術館です。
エンソさんは技術館のセキュリティ担当。誰もいない展示室をパトロール中。一番のお気に入りはやっぱりこの絵です。
「こんな状態なので、誰にも邪魔されることなくじっくりと作品を鑑賞することができます。普段は気にしないような細かなところまで見てしまいます。こうしていると、絵が私に語りかけてくるような気がします」
さて、こちらは大都会の緑のオアシス、レティーロ公園。いつもなら散策やジョギングを楽しむ人たちで賑わっているのですが、今は動物たちの天国。
アヒルに鳩にカモ。そして自由猫も自然の中でのびのび動き回っています。その動物たちのお世話をしているのがソレダさんです。
「動物たちはいつもは人目につかないところに隠れているんですが、今は堂々と公園の中を歩き回っています。観光客もいませんし、犬に追いかけられるなんこともありませんからね」
午後3時になると自由猫のために餌を用意します。
のんびりした時間を過ごしていると、救急車のサイレンが聞こてきました。感染者を載せているのでしょうか?
そんなことを考えていると、教会の鐘の音が追いかけるように響いてきました。ここはアルムデナ大聖堂。ミサの時間になったようです。
「どんな時であれ教会の活動は続けなくてはなりません。そのためにミサはインターネットで配信されているんです」と助祭。
インターネットは私達の社会になくてはならない存在になってしまいましたね。
静かな大都市マドリードは、しばらくはこのままになりそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、そして外出禁止になってから、Wiiフィットのおかげで体型をキープ。10年も前のものだが、ジムに通うよりずっと効果がありそうだ
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
マスクがホントに来たんですね。ジョークでは無かったんですね。その上「不良品」と言うのもジョークで無かったんですね。今の内閣が真面目というのがハッキリしました(苦笑)
by t-toshi (2020-04-26 13:24)
t-toshiさん
ちゃんと手元に届くまでは本当に来るのかどうかわからないですよねえ。届いたはいいけど、残念ながらどうも今ひとつの付け心地でした。ガーゼの厚みが問題です。昔ながらのガーゼのマスクが不職布に改良されていった理由がよくわかりました。薄くてフィルターとしての機能はガーゼより上。政府とその関係者は、状況をさっと把握する能力にかけてます。結局、能力の限界ですかねえ〜。
by carotte (2020-04-28 16:28)