五月の薔薇 [コート・ダジュール地方]
もう少しがんばれば、トンネルの向こうに明かりが見えてきそうな気が・・・。
WHO発表の5月4日までの国別感染者レポート(こちら)です。
日本の感染者の増え方が明らかに減少していますが、フランスもかなり少なくなってきました。
ただ、2波、3波とあるから喜んでばかりはいられません。日本は2波を経験しましたからねえ〜。2波はしつこいし、ダメージも大きい。
現実はちょっと重たい気分ですが、自然は人間を置いてけぼりにして季節の歩みを続けているようです。
南仏では5月の薔薇の収穫が始まりました。

下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月5日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
緑の中に見えるピンクの花。これが通称5月のバラです。
ミツバチも開花を知って蜜を集めにやってきました。ミツバチは蜜ですが人間はこの花の香りを頂きます。
そのためには、まずは花を摘み取らなくてはなりません。今年はコロナウィルスのために、マスクをして間隔をあけて収穫作業が進められています。
「外出禁止の中、外に出られて、しかもいい匂いのバラ園で仕事ができるなんて幸運です」と女性。
「バラのいい匂いがして本当にいい気分ですよ」と別の女性。
「もう、天国ですよ。世界で一番きれいな仕事だと思いますよ」と男性。
香水の町として知られるグラース周辺では、このバラの栽培が19世紀から続けられてきました。
「花が開くためには暖かい太陽の光が必要です。空気が暖かいうちに摘み取らなくてはなりません」とバラ園五代目オーナーのバブリスさん。
代々受け継がれてきた畑を守ってきました。
「一年かけて休まず手入れを続けてきた花が咲くと嬉しさもひとしおなんですよ」
5,000本のバラの木から毎年40トンのバラが収穫されるそうです。
布袋に詰め込まれた花は工場に運ばれ、香りのエッセンスが抽出されます。
ジャン=フランソワさんはこの道32年のベテランです。
「花をここに入れてエッセンスを抽出します。花1キロにつき6グラムのエッセンスが取れます」
貴重な香りのエッセンス。これを使って様々な香水が生み出されることになります。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、大枚をはたいて買った香水を、8歳になる息子がトイレに流してしまった。『あれって、トイレの臭い消しじゃないの???』と息子
」
![[ふらふら]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/144.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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