パリのビジネス街 [トピックニュース]
おとといの夕方か夜のNHKのニュースで、フランスでは在宅勤務が推奨されているため、シャンゼリゼ通りも人通りはほとんどありません、とかなんと言ってましたが、あそこはビジネス街ではなく観光客が行くところだから、今、人通りがないのは当たり前。
在宅勤務うんぬんかんぬんというのならデファンスに行かないとダメでしょ。
あまりパリに詳しくない人がニュース原稿を書いたのかしらん?
そのデファンス地区の月曜日の朝の様子を見てみましょう。

下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月11日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらは3,600社が集まるビジネス街。コロナ騒動前は280,000人ほどのサラリーマンがここで働いていました。
しかし、8週間にわたる外出禁止で、この通り見事に人が消えてしまいました。
そして一部緩和が始まった5月11日の朝、マスクをした数えるほどの会社員が足早に職場へと向かいます。
「遅刻してしまいました!」と女性。
「ガラガラですね。ちょっと変な感じです」と男性。
朝のラッシュ時には大勢の勤め人が地下鉄の駅から上がってくるのですが、今朝はまだ人の姿はまばら。
「外出禁止が解除になるまでには時間がかかりますし、少しずつ段階を踏んでやることになります」と女性。
この方、とある会社の社長さん。会社にお邪魔させていただきました。
160㎡のオフィスには誰もいない・・・と思ったら二人ほど出社してました。
以前とは異なるオフィスのレイアウト。社員が距離を保って仕事ができるように机や椅子の位置を変更しました。
「大きく変わったのは会議室です。全員がマスク着用を義務付けました」
デファンス地区の企業に勤める会社員のほとんどが在宅勤務を要請されています。
こちらの会社では、この日から6月末までに少しずつ社員を会社に戻すことにしているそうです。
「ここで熱を測って、マスクをつけてもらいます。それに消毒用ジェルもこちらに用意してあります」
ビルの地下にある駐車場もいつもなら満車ですが、この日は空っぽです。
多くの人たちが立ち寄るショッピングセンターも今は休業中。ランチはオープンしているお店を探して調達しているようです。
「皆さん、いつもと様子が違っているので戸惑っているようです。慣れるのに少し時間がかかりそうです」とお店の方。
緩和と言ってもフランスはまだまだ慎重なようですねえ。
1日の感染者がやっと二桁台になったばかり。亡くなった方の数は26,000人余りに達しています。第2波、第3波は絶対避けたいところでしょう。それは日本も同じ。
お隣の韓国のナイトクラブの一件もあります。あれだけPCR検査もして抑え込んでいたのに、一人の人間の行動でまた感染が広がってしまう。本当にタチの悪い得体の知れないウィルスです。
今年のお正月、2020年の前半がこんな状況になるとは想像もしていませんでした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、私は一度も会社の社員アルバムに載ったことがない。33年も前から勤めているというのに。私は亡霊社員か?
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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