再開準備 [サントル・ロワール地方]
コロナウィルスという嵐が少し落ち着いてきたこの時期、マクロン大統領が救急医療の現場を訪問して看護士たちと対話をしたようです(こちら)。
今回は医療用マスクをしてます。TPOに合わせてるんだろうか?
看護士さんたち、不満がたまってたようで、思い切りぶちまけていました。それをきちんと受け止めるのも大統領のお仕事なのかな。
それなら、安倍さんはどうなんだろう?こういうことはやらないんだろうか?
どこぞの国家公務員の定年を延長するのに忙しすぎて、そんなことやってる暇はない?権力の掌握の方が大事なんでしょうかね。
さて、日曜日恒例の週末旅はまだまだ “自粛” が続いています。
今日は、外出禁止が緩和になって、見学者の受け入れ準備を始めたロワール川のお城を訪ねてみましょう。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年5月15日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ロワール川に架かる橋の向こうにあるのがアンボワーズ城。近くに行ってみると、入り口の階段のところでペンキを塗っているおじさんに会いました。
「見学者の皆さんが、きちんと間隔をあけて並べるように印をつけてるんです」
間隔は約1.5メートル。様々な制限があるので、人が並ぶことが予想されます。
アンボワーズ城は5月20日から再開の予定です。それに向けて、見学者に貸し出すタブレットは念入りに消毒されます。
このタブレットがあれば、ルイ12世、シャルル8世、フランソワ1世と、歴代のフランス国王が住まいにしていたこのお城の歴史がよくわかります。
すぐ近くの礼拝堂には、あのダ・ヴィンチのお墓があります。ここは入口と出口が分かれていて、見学経路も一方通行になっているそうです。
屋内だけでなく屋外の敷地内にも観光スポットがあるので注意が必要です。
屋内はさらに制限が必要です。密集を避けるためにここに入れるのは一回に7人だけ。
次に訪ねたモンプポン城でも、5月21日の再開に向け準備が始まっていました。
見学者には必ず両手を消毒してから入場してもらうことになっています。となると大量に必要になるのが消毒液。それなりの量を備蓄しておく必要があります。
そして入場の際に守ってもらわなくてはならないことを注意書きにして掲示することにしました。どうやらそれぞれの部屋には一度に4人までしか入れないようです。
「5月から6月にかけて多くの人たちがやってきますから感染者を出さないように気をつけています」
2カ月あまりの空白を取り戻すのは簡単ではありませんが、このお城、大昔に同じような経験していたようです。
「不貞を働いたとして王に非難された妃が、この部屋に5年間閉じ込められていました」
5年はちょっと長い。それになんだかこの王様、横暴じゃないですかねえ〜。
最後に訪ねたのがジズー城です。こちらはすでに見学者の受け入れを再開していました。やってきたのは男の子二人を連れたお母さん。
「お客様がみえると本当に嬉しいですね。何しろ一ヶ月遅れての再開ですから」
もうひと家族やってきました。
「本当は先週モロッコに行く予定だったんですがキャンセルになりました。その分を今回のお城見学に充てることにしました」
見学に際しては必ずマスクを着用しなくてはなりません。そして小さなグループごとに見学します。おかげでガイドさんの説明がよく聞き取れます。
最後に少しだけ登場したシャンボール城は再開するまでにまだ少し時間がかかるようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、義理の両親が私に会いに来た。車でやってきた二人を出迎えると、二人ともマスクをして乗っていた。お互いに感染するのが怖いらしい。しかし、変だなあ。毎晩、同じベッドで寝ているはずなのに・・・」
VDM(Vie de Merde)より
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