仏独をつなぐトラム [トピックニュース]
昨日、久しぶりに通勤電車に乗った。
すし詰め状態とは打って変わって今もガラガラだけど、2メートルのソーシャルディスタンスを取ることは不可能。1メートルだって難しい。
とは言え、あんなに多くの人が押し合いへし合い密着して電車に乗っていたのは平和な時代のお話のようだ。
そして、乗客の少ない井の頭線はいつもより揺れがひどい。車両が軽いせい?
さて、2ヶ月ほど前、ドイツとフランスの国境を越えて毎日運転されるトラムが、コロナウィルス感染拡大防止のために運休になったというお話をしました。
通勤やちょっとした買い物で利用されていたトラム。今はどうなっているのでしょう?
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2020年5月26日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ドイツとフランスを隔てるライン川。
そこにかかるヨーロッパ橋。その上を走るのが、フランスのストラスブールとドイツのケール結ぶトラムです。
70日間の運休を終えて、再び動き出したようです。再開の初日の乗客はこのお二人。
「早く再開しないかと待っていました。私にとってフランスとドイツをつなぐトラムはとても重要なんです」と女性。
「両国の人同士で築いた関係ですから、トラムが再開されるてとても良かったと思っています」と男性。
ドイツとフランスをつなぐシンボルのようなトラムは、この地域の経済も担っています。
こちらの男性は、この2ヶ月間、テレワークをしていました。
「2ヶ月も家に閉じこもってましたから嬉しいですよ。いろいろ活動できますからね」
そこにやってきたのが、ドイツの警官。何か書類を確認しています。
トラムは再開したものの検問は続いているようです。
「仕事に行くのではないのなら、フランスにお戻りください」
ああ、やっぱり自由に行き来できるというところまでは行ってないですね。
ドイツ側の街ケールではカフェや商店が営業を再開しています。
「フランス側は感染が拡大しているので少し心配です」とケールのパン屋さん。
そう言われるとストラスブールはレッドゾーンになってましたっけ。
日本も緊急事態宣言が解除になりましたが、急に感染者が増加し始めたようで少々心配です。
しかし専門家によると、感染者数に一喜一憂するのではなく、その状況がどういったものかと把握することが大事らしい。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、僕は細菌恐怖症。トラムに乗って急ブレーキがかかったら、手すりを掴むより転んだほうがマシ」
VDM(Vie de Merde)より
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