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握手とキス [トピックニュース]

 iMacは使いやすくていいのだが、日本語変換があまりにもひどすぎて、時々あきれてしまう。

 どうにかならないものかと思いながら「日本語変換 Mac ひどい」で検索をかけたら関連記事が一杯出てくる。同じ悩みを抱えている人が多いらしい。なぜだかほっとする。

 検索で出てきた記事の中の一つに、Googleが日本語入力ソフトを無料で提供していると書かれてあった。今はそれをインストールして使っている。

 キーの使い方が微妙に違っているため、戸惑うこともあるけど、良さそうなのでしばらく使ってみることにした。

 さて、新規感染者数が400人近く出てきても、コロナウィルスに勝利したとおっしゃるマクロン大統領。確かに、ここ数日、小康状態を保っているようなので、第一波の感染は収まりかけているんでしょう。

 しかし、日本と比べたら桁が違ってます。ほとんど10倍。日本が慎重すぎるのかなと思ってしまう。

 それにしても、欧米に比べるとあきらかに感染者数も死亡者数も少ない日本。人と人との接触方法に違いがあるのかもしれません。

 例えば、日本には挨拶代わりに握手をしたりキスをしたりする習慣が根付いていない。最近は海外の影響もあって増えてきたとは言え、圧倒的にお辞儀が主流。

 今日は、その欧米諸国で習慣となってしまった握手とキスの歴史をささっと辿ってみましょう。

porgnee01.jpg


下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年6月7日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

poigneebise.jpg

 コロナウィルス前までは、挨拶代わりに相手の頬にキスをする姿があちこちで見受けられましたが、今はこのカップルのように、どうしてもキスをしたいならマスクをしたままでお願いします、となります。

 「なんだか間に壁があるみたいで変ですね」と男性。

 この習慣がウィルスのせいで姿を消したのは今回が初めてのことではありません。

 14世紀にペストが蔓延した時、頬にキスをするビズと呼ばれる行為が感染拡大の原因として禁止されました。

 このキス、いつから始まった習慣なのでしょう?

 最初に登場したのはギリシャの歴史学者ヘロドトスの書物の中。

 「二人の人間が同じ道ですれ違う際、二人が同じ地位なら口と口でキスを交わしたが、そのどちらかの地位が低い場合は、二人は頬にキスをした」

 なんだかアリが触覚をちょこちょこと合わせるのと同じのような・・・。

 またキスは聖書の中にも登場します。一番有名なのが、裏切る前のユダがキリストにキスをするシーン。

 中世になると、それは領主に対する忠誠の証のようなものでした。

 「特に戦争で領主のために戦うことを意味していました。領主は家臣を立たせキスをしました。つまり同じ高さで口にキスをしたのです」と専門家。

 時の流れとともに儀式として行われていたキスは徐々その意味を失い、個人的な優しさの表現となっていきました。

 この数十年で一般市民の間に普及し、初めて学校に通うことになった子どもを元気づけるためや、単に親しさの表現としてキスをするようになりました。

 フランスでは頬にキスをする時、右からするか左からするか地域によって差があるそうです。右側が青の地域、左側が赤の地域。

 さて、握手の方はどうかと言えば、こっちは割にシンプルです。昔も今も同盟を結ぶためによく握手が行われました。

 「握手は19世紀頃に一般に広まりました。市場で農作物を売っていた農民の間でさかにおこなわれていたのです。取引がまとまったところで両者が手を握りあったというわけです」と専門家。

 これが共和主義と相まって、さらに拡大し今に至っています。

 この握手がコロナウィルス感染防止のために止められてしまいました。これからのまた復活を遂げるとのか、それとも消えてしまうのか・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、赤信号で止まっていると、誰かがやって来て頬にキスをした。その理由は・・・『お宅の車とうちの車のナンバーが続き番号になっていたんだよ』」

VDM(Vie de Merde)より


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