ラベンダーの村 [プロヴァンス地方]
去年の5月、適当な値段のラベンダーの鉢植えがみつからず、結局、100均で手に入れた種を発芽させて一年あまりが過ぎた。
一株がうまく育って、この一ヶ月の間に新芽が続々と伸びてきた。
しかし、ゴムの木のように猛スピードで伸びてはくれず、亀のような速度でマイペース。
花が咲くまでに3年かかるというのが本当によく分かる。
来年あたり、花が咲いてくれないかなと期待しつつ、やっぱり気長に育てるしかなさそうだ。
さて、そのラベンダーが畑一面に咲いているのがプロヴァンスのヴァランソル。青い花が一斉に開花し始めました。

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年6月18日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
風に揺れるラベンダーの花。遠くに見えるのはアルプスの山並み?
毎年、多くの人々がこの景色を心待ちにしています。
「初めは小さな蕾が一つ2つと咲き始めます。そうなると次々に咲き始めて、ご覧の通りの色で一色になります」と栽培者のジルさん。
そのラベンダー畑を地元の方が家族連れで見物にやってきました。気持ちよさそうですねえ〜。
この美しい風景を写真に収めるのも忘れてはいけません。
こうしてラベンダーの花が咲きそろう頃、季節は夏を迎えることになります。
「プロヴァンスの風景を思い切り楽しめる季節です。こんな季節が迎えられて本当にうれしいですよ」とパパ。
「色と香りに圧倒されます」とママ。
毎年、世界中から観光客が訪れる観光スポットですが、今年はご覧の通り、栽培者の方が時々姿を見せるだけ。
「いつもならたくさんの観光客が写真を撮っている時期なんですけどね。でも、まもなくバカンスシーズンに入りますから、観光客が来てくれることを期待しています」とレティシアさん。
お店では夏休みを前にエッセンシャルオイルの瓶詰め作業が続けられています。
そして、村では、やっといつもの生活が少しずつ戻り始めています。
噴水が涼しげでいいですね。しかも年代物。長い歴史がありそうです。
「お店でラベンダーを販売すれば、観光客もやってくるでしょう。先週末は多くの人で賑わいました。おかげで心が元気なりましたよ」とお店の方。
元気になって良かったですねえ。3ヶ月近く休業を余儀なくされましたから大変です。
ここでは、ラベンダーの蜂蜜やタンスなどに入れておく匂い袋など、様々なラベンダーグッズが販売されています。
外出禁止で閑散としていた村に活気が戻ったようです。
ラベンダー色に染まった畑を走り回る子供たち。7月になるとこれらの花は摘み取られ、蒸留されて香りのエッセンスに生まれ変わります。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、マッサージ店で働いているが、社長がラベンダーオイルの代わりにパファフィン油を使うことにした。『こっちの方が経済的だし、匂いも同じでしょ』私には値段の方はよくわからないけど、匂いだけはよく分かる。毎日、フライドポテトをマッサージしている気分になる」
VDM(Vie de Merde)より
何年も前に訪れた美瑛のラベンダー畑で、ラベンダー10本採ってよいという、ツアーのサービスに参加したのを思い出しました。良いアロマですね。
by t-toshi (2020-06-20 13:21)
t-toshiさん
そう言えば北海道にもありましたね。
10本でもいただけるのならありがたいですね。私はラベンダーの香りが大好きなので、今、根気よく育てているところです。花が咲いて香りがお部屋に漂うようになるには、まだ2〜3年かかりそうです。
by carotte (2020-06-25 13:29)