週末はランサローテ島で [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回は、スペイン領カナリア諸島にあるランサローテ島を旅します。パリからは空路の直行便で4時間。想像以上に近いですね。
では出発!

下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年6月20日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
カナリア諸島で一番古い島ランサローテ島。全長60キロ、幅19キロ。
とても人が生活しているとは思えないこの眺め。どう見ても典型的な火山島だということがわかります。
まずはその火山の見学にでかけましょう。案内してくれるジルさんとはドローレス教会で待ち合わせ(青印)。
「ここは島の守護神のようなところです」とジルさん。
ジルさんの運転する車でティマンファヤ国立公園にやってきました。火山活動で生まれた個性的な山々を眺めながら走ります。
18世紀、6年にわたって続いた火山活動で島のほとんどが火山灰に覆われてしまったとか。
その火山活動でできたのがこのカルデラ・ブランカです(赤印)。なんだか違う惑星にきてしまったような感覚になります。実際、火星探査のための訓練がここで行われたそうです。
「訓練している人たちをよく見かけますよ。去年の11月頃には、欧州の探査グループが機械やリモコンなどを運んできてテストしてました」
火山を地帯を堪能したら、次は島の中心地に向かいましょう。少しずつ町らしい場所にやってきました。観光客の姿も見えます。ここはコスタ・テギセ(水色印)。
「島にはこんな感じの集落がいくつもあります」と旅人。
都市開発のおかげで住宅やインフラが整備されました。その最大の功労者が世界的芸術家セザール・マンリケでした。
1992年に亡くなりましたが、彼の作品が数多く残されています。
「彼の作品を見ないで帰ることはできません。観光していると必ず彼の作品に出会います」とマンリケ財団の方。
こちらはそのマンリケの自宅です。現在は美術館になっています(こげ茶印)。
建物は溶岩の中に作られています。建物であり絵画であり彫刻でもあります。そしてマンリケの生活スタイルも伺い知ることが出来ます。
「暮らしが自然と一体になっているのです。自然は彼に大きな影響を与えました。彼は自然から多くの発想を得て作品を制作していたんです」
次は絶景が望める観光スポットに行ってみましょう。ここはミラドール・デル・リオと呼ばれる施設(黒印)。もちろんマンリケのデザインによるものです。
ここからの眺めがみごとです。こんな風景を見たら人生観が変わってしまいそう。
この施設には展望台の他に飲食店もあります。絶景をながめながらコーヒーを飲んだりお食事をしたりできるようです。
さて翌朝は、スキューバダイビングを楽しみます。カメラマンさんには陸で待っていてもらいましょう。旅人さんが小さな水中カメラで撮影します。
なんだか美しいと言うより美味しそうな魚が一杯泳いでいます。
マリンスポーツを楽しんだら、また火山地帯へと向かいましょう。ここではなんとブドウを育てているそうです。もちろんワインのためのブドウです。
最後は美味しいものをいただきに行きましょう。とは言っても、調理法がちょっと変わっています。
こちらのレストランでは、火山の熱を利用して調理しています。火力は200℃のほど。
出来上がった料理を頂きましょう。お値段は13ユーロ。お味はどんな具合何でしょう?
今回の旅の費用は省略でした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、片田舎の小さな村で暮らし始めた。すると電話会社から携帯電話にこんなメールが届いた。『海外旅行、お気をつけていってらっしゃいませ』」
VDM(Vie de Merde)より
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