30ユーロで晩ご飯105 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回チャレンジしてくれるのは、コロンビア出身の料理人ホアンさん。
パリのあちこちにお店をだしています。またテレビに出演したりお料理本も出版するなど、八面六臂の活躍。
今日は、故郷コロンビアの料理を作ってくれるそうです。
では、スタート!
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年6月27日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
シェフのホアンさんとは市場で待ち合わせ。二人ともマスクしてます。そして挨拶は握手やビズではなく肘タッチ。
では早速30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
やってきたのは魚屋さん。お目当てはムール貝。モン・サン・ミッシェル産のようです。1キロ購入して6.15ユーロ、残りは23.85ユーロ。
次は八百屋さんへ。ライム、紫玉ねぎ、トマト、ピーマン、アボカド、ズッキーニ、ニンニク、コリアンダーを購入。さらにデザート用にバナナも必要です。全部で17ユーロ。かなりの額。残りは・・・6.85ユーロ。
「ところでメインはどんな料理にするの?」
「コロンビアの料理で、フランスのカスレみたいな料理さ。いんげん豆とベーコンを入れて煮込むんだ」
ということでお肉屋さんへ向かいました。お値段の関係で燻製ではなく生の豚胸肉を購入。これが1.25ユーロで残りは5.61ユーロ。
そしていんげん豆が2.95ユーロで、2.66ユーロが残りました。
しかし、まだまだ必要なものが・・・。それが玉子とチーズ。ラッキーなことにスイス産のトムチーズが割引セールをやってました。両方合わせて2.63ユーロ。
なんと0.03ユーロが手元に残り、ぎりぎりセーフ!では調理の開始!
まずは前菜のムール貝から。
ムール貝は洗って汚れを取ります。野菜はスライスしておきます。ムール貝を蒸し器に入れ火を通します。溜まった煮汁をミキサーに移し、トマトと香りの野菜を入れて混ぜ合わせます。器にムール貝を盛り付け、スライスした野菜をのせ、ミキサーで作ったソースをかけたら出来上がり。
次はバナナとライムとチーズを使ったデザート。ホアンさんのお父さんのお気に入りだそうです。
まずバナナを20分ほどオーブンに入れて焼きます。ナイフで開いて形を整えたら砂糖をふりかけます。そして千切りにしたチーズをのせてもう一度オーブンにいれて焼きます。チーズがとろけたら出来上がり。
最後はメインのコロンビアのカスレ。
豚胸肉を鍋で炒めたら、トマトと玉ねぎを加えて火を通し、いんげん豆をくわえて2時間ぐつぐつ煮込みます。コロンビアでは労働者が食べるという庶民的な料理。バットに移してスライスした野菜とコリアンダー、そして目玉焼きをのせたら出来上がり。美味しそうですねえ。季節を問わず一年中食べられる料理だそうです。
では皆でいただきましょう!
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、友人が結婚パーティの食事を準備するために相談にやってきた。その手の料理なら得意だから相談にのることにした。あれこれ話をしているうちに、それが元カレの結婚式だと分かってびっくり。世間はせまい」
VDM(Vie de Merde)より
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