自粛の7月14日 [トピックニュース]
昨日の東京は晴天。おまけに空気が乾燥して風まで吹いていたおかげで、洗濯物があっという間に乾いた。
不要になった毛布数枚を洗濯。カラッと乾燥させて押入れにしまい込んだ。部屋の中はもう完全に夏仕様。
マスクも夏用にいいのがないか探してみたが、結局、涼しいマスクなどない!という結論に達し、手作りの袖マスクよりも見栄えの良い白いコットン100%の布マスクをアマゾンで購入した。
不織布のマスクは汗をかくと吸ってくれないからやっかいだ。そこ行くとコットンは汗を吸ってくれるし、肌触りもよい。多少暑苦しいのは致しかたなし。
第二波、来るなあ。歴史的に見ても感染症は必ず第二波があるという。覚悟して一日一日をすごすべし。
さて、フランスで7月と言えば、7月14日の革命記念日。いつもなら各地でパレードや打ち上げ花火が行われるのですが、今年は自粛する自治体が増えているそうです。
下記の写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年7月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはフランス北部の人口4500人ほどの町サメー(Samer)。
いち早く7月14日のパレードや花火の打ち上げを中止することを決定しました。戦後初めてのことです。
「安全第一ですから中止になっても仕方ないです」と女性。
「大勢の人が集まりますから感染のリスクがありますね。でもリスクはそれほど高くないと思いますよ。イベントが中止になるなんて残念ですねえ」と別の女性。
その影響がでてしまったのが楽団。パレードで演奏するはずでしたが、今年は練り歩くことはせず、一つの場所にとどまって演奏するとか。
そしてこちらが式典の会場。いつもなら花火もここから打ち上げられます。
フランスでは5000人以下の集まりは許されているので特に県から要請があったわけではありませんが、町長さんは自粛を決めました。
「感染防止のためには人と人との間をあけなくてはなりませんが、この状態では難しいです。住民も理解してくれてますよ」
一方、こちらはトゥルコワンにある花火会社。毎年、230箇所で花火を打ち上げてきました。しかし今年は約30箇所のみにとどまっています。
「年間売上の80%が革命記念日に集中しています。外出禁止が始まってからほぼ全員が失業状態でしたから、なんとかしたいところなんですがね・・・」と厳しい表情の社長さん。
中止を決めた自治体が決断を見直してくれることを願うしかありません。
こんな花火が毎年見られていたのに、今年はちょっと寂しくなります。東京でも隅田川の花火が中止になりましたもんね。
今年の夏はちょっと寂しい夏になってしまうかもしれません。
でも夏はまた来年もやってきます。その頃にはワクチンや治療薬が出来上がっていることを期待しましょう。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、革命記念日についての生徒の回答用紙を添削した。1789年7月14日に何があったか?という質問にこんな答えが書かれてあった。『花火が上がった』」
VDM(Vie de Merde)より
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