中国人のいない観光地 [トピックニュース]
今年の夏休みはどうするか?
ストレスの3ヶ月が終わったから、少し息抜きがしたいなあと思っていたら、感染者急増。
息抜きも先にのばすしかなさそうな・・・。おまけに今から自粛しても結果がわかるのは一週間先のこと。忍耐の日々が続く。
コヴィッド19、お願いだから消えておくれ!
それはともかくとして、観光収入が大きいフランス。経済活動再開の一環として海外からの観光客をうけいれることにしたようだ。そこには条件付きだが中国も含まれている。
しかし、現実はどうなのか?
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年7月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはフォンテーヌブロー宮殿。
ここを訪れる観光客の大半を占めるのが中国人。毎年4万人が訪れるそうです。
「ここは王座の間。中国からの観光客のお気に入りの場所です。この宮殿に来ることでフランスを体感することになるんです」と宮殿の方。
しかし、今の状況は・・・。
「エッソンヌから来ました」
「ヴァル・ドワズです」
「ナントからです」
見学者の中に中国人は一人もいません。国内からの方々ばかり。これでやっていけるんだろうか?
「もし中国人観光客が来なくなったら、予算に大きな穴があいてしまいます。フランス人は無料のサービスに流れがちであまりお金を使いません。ですから利益をもたらしてくれるのは海外からの観光客なんです」と代表者の方。
今年は特別に広大な庭を夜8時半まで開放することにしているそうです。主なターゲットはイタリア、オランダ、ベルギーからの観光客。
「コロナウィルス感染でストレスの多い数ヶ月がつづきましたから、そこから開放させてくつろげる時間が必要なんです」
一方、こちらは大手ホテルグループの緊急会議。850の施設のうち、パリにあるホテルの多くが困難な状況に陥っています。
宿泊客の50%だった中国からの観光客を失ってしまったからです。
「早急に対策を取ることにしました」
その名も ”100点満点の夏作戦”。国内の観光客を獲得するためにSNSで大々的なキャンペーンを貼る予定です。
「今年の夏はフランスで過ごすというハッシュタグをつけて、旅先を紹介します」とメンバー。
割引やぎりぎりまで予定変更を認めるなど、様々なサービスを提供する予定です。
フランスには中国系の旅行代理店が50社ほどあるそうですが、そのうちの15社は経営困難で倒産の危機にあるとか。その多くが、もっぱら中国人観光客を顧客にしていたようです。
そのため、コロナ禍で売上はゼロ。このままでは会社の存続が危ういと、欧州に滞在する中国人を動かそうと行動を開始しました。
こうすることでなにか突破口をみつけだそうというわけです。
どこの国も中国人観光客をあてにしていただけに大打撃。観光業界はなにか新しい手法で再出発する必要があるようです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、まるまる一年彼女のいなかった僕は、24才の若い女性と知り合った。僕がスマホもテレビも、Facebookやその他のSNSのアカウントも持ってないとわかるやいなや、『あの、もうちょっと普通の人とおつきあいすることにするわ』と言って去っていった。」
VDM(Vie de Merde)より
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