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カシスの季節 [ブルゴーニュ地方]

 月曜日恒例の節約晩ご飯は放送がなかったのでお休みです。

 日本でもニュースになっていたナントの大聖堂の火災は、どうも放火の可能性が高いらしい。

 一体誰がなんのためにそんなことをしたのか・・・。焼け跡の検証から3箇所から火の手が上がったことが分かっているとか。

 パリの大聖堂の再現かと思わせるような火災だけど、屋根は問題なし。というのも、60年代か70年代の火災ですでに屋根は燃えてしまい、再建時に鉄筋コンクリートに変えられたそうだ。

 さて、さくらんぼの季節はそろそろ終わりますが、今がちょうど旬を迎えているのがカシス。別名でクロスグリとも呼ばれています。

 生産地のブルゴーニュ地方で収穫が始まりました。

Paris_StRomans.jpg


下記のウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年7月17日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

Casis2020.jpg

 これがカシス。小さいですね。

 しかし、ブルゴーニュ地方のカシス畑は900ヘクタールにも広がっています。ちょっと味見してみましょう。

 「酸味と甘みのバランスが取れていて美味しいですよ」と生産者のシルヴァンさん。

 実が熟して収穫の時期到来です。ブドウと違ってカシスは機械で摘み取るようです。

 作業をしている皆さんの手が赤く色づいてますね。

 数時間で5トンのカシスが収穫されました。手で摘み取るブドウに比べると圧倒的に早い。

 収穫されたカシスはブドウと同じようにプレスされアルコールと一緒に3ヶ月間熟成されます。

 最後にプレスにかけて液体を絞り出し数日たったら飲めるようになるそうです。これがクレーム・ドゥ・カシスと呼ばれるリキュールです。

 こちらの農家では昔ながらの方法で、このリキュールを作っているそうです。

 このリキュールと白ワインを合わせたのがキールという飲み物。白ワインではなくシャンパンにすればキール・ロワイヤル。う〜、飲みたくなってくる。

 一方、マリーさんにはカシスを使ったお菓子を作っていただきましょう。

 まずはお庭の木からカシスを摘み取ります。準備が出来たら厨房で調理の開始。

 作ってくれるのはリンゴとカシスのタルト。

 まずは生地を作ります。パット・サブレと言われる少し硬めの生地です。チーズケーキの土台になっているクッキー風の生地と同じ。

 次にカシスをシロップで煮ます。リンゴはバターと砂糖で火を通します。

 「火を通しすぎるとコンポートになってしまうので気をつけないといけません」とマリーさん。

 このカシスとリンゴを生地の上にのせて200℃のオーブンで焼いたらタルトの出来上がり。お庭でいただきましょう!

 「カシスは大の好物ですよ」と男性。

 カシスだけではちょっときつそうですが、リンゴと一緒ならちょうどいい具合のお味になっていそうです。

 これまた作って食べたくなってきました。しかし、生のカシスが手に入りにくいのが問題。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、元カレからメールが届いた。そこには "10キロやせる方法” と書かれてある。ちょうどタルトをバカ食いしていた時のことだった[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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