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ラベンダーの収穫2020 [プロヴァンス地方]

 昨日の国内コロナ感染者数は1000人に達する勢い。ああ、気分はブルー・・・。

 で、世界はどうなってる?と気になり、WHOの国別感染報告をチェックしてみた。

 アメリカ、ブラジルはあまりに多いので置いといて、英国が445人、スペインが1,358人(前日は4,581人)、イタリアが128人、ドイツが454人、フランスも454人(前日は1,810人)。

 どうも日によって数字が大幅に変わってくるので、一週間単位で見るべきのような気がしてくる。

 いずれにしても増えているのは日本だけではなさそうだ。政府が「これが第2波だ!」と言わないから、誰も第2波と言わないけど、明らかに第2波。

 わが家は警戒を怠らず、意識してコロナとともに生きていく。

 さて、うす紫色のラベンダーが見る人の心を楽しませてくれましたが、いよいよ収穫の時がやってきました。

Paris_Valensol.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年7月22日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

recoltlavandier.jpg

 この時期、こんな音が聞こえてきたら、ラベンダーの収穫が始まったことが分かります。

 刈取機が通っていった後は、みごとに紫から緑に変わっています。

 この刈取機、40年も前から使われてきたそうです。

 「この機械なら、刈り取った後に自動的に束にしてくれます」とジルさん。

 束になったラベンダーはこのまま畑に放置され、3日ほどかけて乾燥させます。

 回収も機械でというわけには行きません。人束ずつ人の手で回収されます。

 ここは何世代にも渡って引き継がれてきたラベンダー農家。ここで蒸留されエッセンシャルオイルが作られます。

 「この仕事を初めてかれこれ100年ほどになります。先祖がやっていたように今も同じ方法で作ります」とリシャールさん。

 まずはお湯を沸かして水蒸気を作ります。燃料は花を取り除いたラベンダーの小枝。昔から続けられているやり方です。

 こちらの大鍋には摘み取った花を詰め込みます。男性3人がかりですごい詰め込み方。蓋をしたらいよいよ蒸留が始まります。温度は130℃。

 「この中をお湯と蒸気が通っています。その間にラベンダーの香りのエッセンスが吸収され、こちらから出てくるんです」

 これができたてのエッセンシャルオイル。

 観光客が見学にやってきていました。

 「見学するだけでも楽しいのに、香りも味わえるなんてうれしいですねえ」と男性。

 「ここのは手作りですから、特別ですね」と別の男性。

 ヴァランソル村のお土産品店にはこのラベンダーを使った商品が所狭しと並べられています。ブーケ、石鹸、匂い袋等々。

 「この匂い袋は何年でも使えますよ。こうして中身をもみほぐしてやれば、何年でも香りを出してくれます」とお店の方。

 わが家も去年、ラベンダーの種を買ってきて育てていますが、日に当たるたびに背丈がのびているようでしっかり育ってくれているようです。

 しかし、花が咲いて香りをだしてくれるようになるまでにはまだ後2年くらいかかるとか。

 その日が待ち遠しい・・・。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、化粧品は自分で作ることにしている。クリームもジェラニウムのエッセンシャルオイルを使って作った。すると夫が言った。『なんだか枯れた花壇の匂いがするね』」

VDM(Vie de Merde)より


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