夏にぴったりのチーズ [イタリア]
月曜日恒例の節約晩ご飯は放送がなかったのでお休みです。
どうもバカンスシーズンは番組が特別編成になるようなので、このシリーズはしばらくお休みになるかもしれません。
さて昨日の世田谷は目まぐるしい天気だった。土砂降りだったのが急に晴れて、しばらく雨はふらないかなあと思っていると、にわかに黒雲が空を覆い雨が降り出す。
そうかと思えばまた雨があがって晴れ間が続く。そんな気まぐれの変わりやすい天気だったのだ。
おかげで、何度も洗濯物を外に出したり中に入れたりで大忙しだった。
それはさておき、昨日に引き続き今日も美味しいグルメのお話。世界中で食べられているイタリアのモッツァレラチーズ。その妹のようなチーズがブッラータ(Burrata)。フランスで人気だそうです。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年7月24日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
夏はカフェのテラスで涼みながらお食事。そんな時によく食べられているのが、この白い塊。
「中に生クリームが入ってるんで、食いしん坊だったら大満足のチーズですよ」と男性。
ブッラータとはモッツァレラに生クリームを詰めたものらしい。
「ごちそうですよねえ〜」と女性。
「冷たくて美味しいから夏にはぴったりなんですよ」と男性。
トマトのサラダの真ん中にどかんとのっかって、好きなだけ食べて!と言っているみたいな料理ですねえ〜。
こちらのお店では毎週200個ほどのブッラータを売り上げているそうです。もちろん、イタリアの高級品を輸入しています。
「ほら、ごらんなさい。なめらかでしょう。水っぽくなく、かと言って硬すぎず、ちょうどいいくらいですよ」と店主。
お値段の方はと言えば、125グラムで9ユーロとかなりお高め。何しろ手作りの高級品ですからねえ。
一方、こちらはスーパーで売られている大量生産のブッラータ。3ユーロで手に入ります。お店の方に見てもらいました。
「硬いですね〜。中はざらざらしていてブッラータとは言えませんよ」
それならイタリアの本物を確かめてみましょう。
こちらが9ユーロの高級品を作っている現場。毎日数百個が作られています。モッツァレラは生産ラインで次々に作られますが、中に生クリームを詰めるのは手作業です。この生クリームが美味しさのポイント。
「国内だけでなく数多く輸出もしています。特にフランスは多いですよ。皆さんに喜んでもらえるんだったら、我々も嬉しいんですよ」
イタリアでは作りたてを食べるそうです。そうなると、フランスへの輸送も時間との戦い。
真夜中にランジスの市場に輸送車が到着しました。これが全部ブッラータだそうです。
荷物をチェックしているのはイタリア人のエレナさん。週に3回、生産者から直接買い付け、パリのお店に販売しています。
「のんびりしてはいられません。イタリアでは製造から2日以内に食べますから、パリには38時間以内に到着していなければならないんです」とエレナさん。
と言うことは、いくら保存技術が向上したとは言え、ブッラータは日本では食べられそうもないですね。残念。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、お会計を済ませるためにスーパーのレジに商品を並べた。すると突然、水浸しに。一緒に買い込んだテナガエビがモッツァレラの袋に穴をあけてしまったのだった」
VDM(Vie de Merde)より
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