SSブログ

ブルターニュとノルマンディー [トピックニュース]

 昨日、買い物のついでに公園を横切ったところ、やけにうるさいなと思ったらセミが一斉に鳴いていたのだった。

 ふと足元を見ると抜け殻がころがっていた。

 関東はまだ梅雨明けしてないが、こうなると気分はすでに夏。とは言っても、感染予防で近所をうろうろしているだけで8月は終わってしまいそうだ。

 セミはいいなあ、夏を謳歌して・・・。感染者、そろそろピークを過ぎてほしい。第2波の中でも、なにかそれなりの楽しみを見つけ出して笑顔で夏を乗り切りたい。

 さて、前回はバカンスを過ごすなら北か南かで比べてみましたが、今回はノルマンディーとブルターニュの対決です。

voyage.jpg



下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年7月26日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

BretagneNormandie.jpg

 こちらはブルターニュ地方。自分たちの土地に誇りを持っています。

 そして海に囲まれ発展を遂げたフランスで最初の都市です。荒々しい海。海岸線は3000キロに渡って続いています。

 数々の灯台やモン・サン・ミッシェルとともに長い歴史を経てきました。

 「おいおい、チョット待ってよ」と割り込んできたのがノルマンディー。

 「モン・サン・ミッシェルはブルターニュじゃなくてノルマンディーだよ」

 そう言えば、そんな取り合いが起きているという話を昔聞いたことがあるような・・・。

 モン・サン・ミッシェルにはEUの旗とノルマンディーの旗がひらめいています。皆さん、ノルマンディーだとおっしゃってますが・・・確かにこの島はずっとノルマンディー地方に属しています。

 だた、中世の頃に修道院が建てられた頃は一時的にブルターニュのものでした。その後、ノルマンディー公のウィリアム1世がこの土地を征服したのでした。

 さて、音楽とダンスに深くつながっているのがブルターニュ。ケルト文化が今ものこっているようです。

 そしてダンスの後に乾杯で飲んでいるのがシードル。リンゴの発泡酒です。しかし、シードルと言えばノルマンディーじゃなかったでしたっけ?

 はい、そのとおり。ノルマンディでは年間7000万リットルのシードルが作られており、ブルターニュの二倍だそうです。

 なるほど、それならシードルはそっちにお渡ししましょう。しかし、牛乳はブルターニュですよ。

 年間50億リットルも生産してますからね。こちらはその酪農家。この種の牛はフランスで一番飼育されており、一番、お乳を出してくれる牛だそうです。

 「ブルターニュじゃあ、この牛乳でバターを作ってますからね。それに生クリームも作りますよ」

 ノルマンディーだって牛乳やバターの産地ですよね。ただ違っているのはチーズを作っていること。あのカマンベールチーズです。

 「70%がノンマンディー種の牛の乳を使ったものです。ですから、このチーズはノルマンディーの誇りなんです」と生産者。

 なんだかどちらも良いところのような気がして、どちらも行ってみたくなりました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、小学6年のクラスで作文を書かせた。『ルドゥット一家は8月16日から9月18日まで一週間のバカンスに出かけた』・・・」

VDM(Vie de Merde)より


nice!(46)  コメント(0) 
共通テーマ:地域

nice! 46

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。