漁師のムール貝料理 [フランスのグルメ]
わが家は今日から5連休。約1名、ず〜っと休みの人もいるが・・・。
しかし、この有様では遠出もできず、近所をウロウロするくらいが関の山。
毎月のように行っていた箱根の温泉もしばらく中止。結局、ちょっとワンランク上の食材でも手に入れて美味しいものでもたべるかな、となる。
さて、ワンランク上というわけではないですが、本日は美味しい海の幸のお話です。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年8月5日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはモルナックのレストラン。
なんだか皆さん真っ黒になった貝のようなものを召し上がっています。ひょっとして、これはムール貝?
ピンポーン!正解です。地元ではこの料理、エクラード又はエグラードを呼ばれ、よく食べられているそうです。
ムール貝と言えば、エシャロットとパセリを加えてワイン蒸しにするのが一般的ですが、ここのはちょっと違ってます。
まずはお皿に盛り付けますが、これがちょっとしたアート。
「全体に火が行き渡るように同じ高さにしないといけないんですよ」とお店の方。
出来上がりはこんな感じ。菊の花みたいですね。よく見るとお皿ではなく木のボードのようなものに並べられていました。
これをそのまま外にもって行って、ジャン=マルクさんがムール貝を焼いてくれます。
どうやって焼くかと言えば、網の上に置いて、火のついた松葉をかぶせます。
そして燃えるに任せます。湯気が上がってきたら出来上がりです。
なんだか豪快な作り方。屋内ではちょっときびしいですね。火事になりかねません。
焼き上がりはご覧の通り。墨みたいになってて本当に美味しいの?と疑問。試食してみましょう。
「ソースなんて必要ないくらい美味しいです」と女性。
毎日、120人ほどのお客さんがこれを食べるためにやってくるとか。
この料理、13世紀頃から漁師の間で作られてきたそうです。海の幸はどうやって食べれば美味しいか、漁師さんが一番よく知ってます。
「ワイン蒸しや衣揚げなどの一般的なムール貝料理とは全く違ってます」と男性客。
ビールかロゼワインを飲みながらいただきたいものです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、弟を連れてスーパーに買い物に行った帰り道、弟が黙って何か持ち帰ってきたことに気がついた。『だってさ、一人っきりでかわいそうだったんだもん』と弟。それは売り場の片隅に一つだけ残っていたムール貝。今ではうちの水槽で気ままにくらしている」
VDM(Vie de Merde)より
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