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気晴らし旅4 [パリから週末旅]

 梅雨明けが遅かったにもかかわらず、今年の夏は長く感じる。やはり猛暑のせいか・・・。

 さて本日は、気晴らし旅の四回目です。どこに気晴らしに出かけるかと言えば、それはフランス・アルプス。

 フランスには、全長720キロにわたってフランス・アルプスを縦断する ”アルプスの道”(Route des Grandes Alps)というのがあるそうです。

 そこをちょっと訪ねてみましょう。

GrandesAlpes.jpg


下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年8月26日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

20200830.jpg

 どんな道なんだろうと思っていたら、しっかり舗装された道でした。

 四輪でも二輪でもオッケー。美しい景色を眺めながら走ることができます。

 途中には17の峠があり、自転車ではちょっと厳しそうですが、走っている人はたくさんいます。

 最近は電動アシストもあるし、なんとかなるのかもしれません。

 「すごくいい気分ですよ」と自転車乗り。

 さて、アルプスの道の出発地点は、レマン湖のほとりにあるトノン=レ=バン。役場の前には出発地点を表す丸いプレートが埋め込まれています。

 こちらの2人は父と息子。プレートのところで記念写真を撮ったらマントンに向かって出発です。

 そう、アルプスの道はコート・ダジュールの町マントン、そしてその先のニースまで続いているのです。

 道沿いを流れる川でラフティングを楽しむ人たち。

 そんな風景を楽しみながら15キロほど走ったところにあるのが、”悪魔の橋の峡谷” とよばれる観光スポット。

 確かに、ここはそんな雰囲気の漂う峡谷ですね。猛暑を忘れて涼めそう。

 道路に戻るとキャンピングカーが止まっていました。訪ねてみると子供連れの一家。

 「これだったら好きな時に好きな場所に止まってゆっくり楽しむことができます」

 そして、自転車で走破しようという人たちもいます。小さい子も自転車でがんばっていますが大丈夫か?

 アルプスの道には、電動アシスト自転車のために充電設備が各ポイントに設置されているそうです。これなら安心ですね。

 ここから少し先に行くとコロンビエール峠の坂道が始まります。見るからにきつそうな峠は ”フランスで最も厳しい峠” と言われています。

 なにしろ急な坂を登ったり下りたりを22回も繰り返さなくてはなりません。そんなところをこんな女性が走っていました。

 「もう車には乗らないですね。自転車専門。外出禁止で人生が変わりました」とおっしゃるのは83歳の女性サイクラー。元気ですねえ〜。

 そんなきびしい峠の麓にあるのがカルメル会の修道院。そして峠の一番高いところがこちら。標高1618メートル。

 こちらは自転車のグループ。

 「10人ほどの仲間とツーリングしてます。ツール・ドゥ・フランスのイメージが強いですね」と男性。

 ここがツール・ドゥ・フランスのコースに加えられたのは2012年のこと。それまではあまりに厳しいので除外されていたそうです。

 あのおばあさん、この峠を走ったんだろうか?ちょっと心配。

 この峠からマントンまではまだ600キロほどあるそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、兄の誕生日を祝うために家族全員が集まった。ただし友達とアルプスに行ってしまった兄を除いて・・・」

VDM(Vie de Merde)より


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