二階建てバスの再利用 [イギリス]
先週の土曜日、2ヶ月遅れでツール・ド・フランスが開幕しました。その様子に興味のある方はこちら。
今年のスタートはニース。例年とは異なり、スタート地点は黒いフェンスで覆われてしまいました。
感染防止のため、できるだけ観客と選手が接触する機会を減らし、選手たちは定期的に検査を受けるとか。
全部で21ステージあるのですが、18ステージにあのアルプスの道の一部を走るようです。コロンビエール峠はコースには含まれていませんでした。いずれにしてもあそこは高低差が激しいようなので厳しいコースになりそうです。
さて本日は英国の話題です。
二階建てバスと言えばロンドンバス。このバス、お役御免となった後は、様々に再利用されているようです。
下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年8月30日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらは英国のとある田舎。ロンドンバスらしきものが見えますが・・・。
「ええ、あれは私のですよ。週末を過ごすためのバスなんです」と男性。
どうやら休暇を過ごすためにこのバスを借りているようです。中を案内してもらいましょう。
2階が寝室、1階にはキッチンとリビング。なんと運転席はトイレになっていました。
「今年は海外に行く予定だったのですが、コロナ禍でキャンセルになってしまいました。その代わりにちょっと変わったところを探していたんです」とパパ。
このバス、コロナ禍になって予約が殺到したそうです。
オーナーのボブさんはバスを手に入れ改造するのに14,000ユーロを費やしました。ここまで完成させるのに3年かかったそうです。
「小さい頃からバスで暮らすのが夢でした。買ったときはこんなふうに赤だったんです。バスは英国製です。ですから英国の遺産を継承したことになるんですよ」
さて、大都会のロンドンにも再利用のバスがあります。中に入ってみると、1階のキッチンで3人の料理人が忙しく働いています。そして2階が客席になっていました。
ここは若い人に人気のケバブ屋さんでした。
ここから数キロ離れたところには、小さな遊園地に変身したバスがあります。子どもたち楽しそうですね。どうやらこれは遊園地を出前してくれるようです。
予約が入ればバスごと現場に移動して子どもたちに遊んでもらうというシステム。料金は一日で500から700ユーロ。
バーになったバスもあれば結婚式のテントになったバスもあります。
そして、英仏海峡を渡ってフランスにやって来るバスもあります。ここはアンヌ=クリスティーヌさんの裁縫教室。
「自分が行きたい時に行きたい場所に自由に行くことができるので最高ですよ」
リポーターさん、バスの中でお茶で乾杯してますが、ちょっと揺れが酷くてお茶はのみにくいですねえ〜。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、バスに乗っていると、一人の男性がハンカチで停車ボタンを押した。感染防止のためだから驚きはしないけど、あの人、その前に自分を顔をハンカチで拭いてたっけ・・・」
VDM(Vie de Merde)より
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