夏の終りの収穫 [コート・ダジュール地方]
気温が30℃以下になるとどれだけ過ごしやすいか実感する。
しかしこの涼しい天気も長続きはせず、9月中旬くらいまで猛暑は収まらないらしい。
更に次々と台風が発生して堪ったもんじゃない。忍耐の日々・・・。
とは言えど、なんとなく夏の終りも感じないわけではない。そんな時期に始まるのが、イチジクの収穫。
コート・ダジュールの小さな村ソリエス=ポン(Solliès-Pont)ではAOPのラベルの付いたイチジクの収穫が始まったそうです。

下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年9月1日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
「色が黒っぽくなって膨らんでいると実が熟している証拠です」と栽培者。
イチジクはコロナウィルスなどどこ吹く風で、地中海の明るい日差しを浴びて順調に開花し豊かな実をつけたようです。
花は咲かないはずでは?いや、花は咲きます。丸い実の中で咲くから見えないだけ。
順調に育ったイチジクの収穫は数日前から始まったそうです。
「今年はとてもいい出来ですよ。実の数も多いですからね」
収穫は手作業で行われます。紫色に塾したものだけを一つずつ選んで摘み取ります。
実を割ってみると・・・この通り、よく熟してるようです。あの独特の甘みを思い出しますね。
栽培者さんのポロシャツにはイチジクのマークと一緒に「AOP FIGUE DE SOLLIÈS(AOP ソリエスのイチジク)」の文字。
ここから数キロのところにある別の農場でも収穫が始まっていました。
こちらの方もやっぱりのあのポロシャツをお召になってます。組合で作ったのかしら?
ソリエスのイチジクがAOPを取得したのは2011年から。
「この地域では昔からイチジク栽培が盛んでした。太陽の光は豊富ですし、質のいい自然の水がたっぷり供給されるからです」
収穫は10月末まで続けられるそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、うちの菜園のトマトに下の生えていた雑草を取り除いた。隣の家のトマトは見事に育っているのに、うちのはえらく貧相。それで気がついた。うちの嫁、プラスチックの鉢のまま植えていたらしい」
VDM(Vie de Merde)より
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