30ユーロで晩ご飯109 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回チャレンジしてくれるのは、コート・ダジュールのリゾート地カンヌにあるブラッスリーの女性シェフ。
全く火を通さないで作る料理を披露してくれます。ではスタート!

下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年9月5日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
カンヌのマリーナで待ち合わせたのが女性シェフのライラさんです。さっそく30ユーロを 渡して材料を揃えていただきましょう。
やってきたのは屋内の市場。最初に訪ねたのは八百屋さん。どうやらトマトを買うようです。
「この地元産のトマトだったら火を通さずに生で美味しく食べられます」とライラさん。
トマトと黄色のピーマンで1ユーロ。残りは29ユーロ。
次は果物。オーガニックの柑橘類を購入。
「皮を使いますからオーガニックの方がいいんです」
これが2.50ユーロ。前菜に使うハーブも必要です。パセリ、パジル、ミントを購入。さらに、デザート用にフランボワズも購入。合計で9.10ユーロで残りが19.90ユーロ。
野菜と果物がそろったところで、次は魚とお肉。
「予算的に両方買って大丈夫ですかね?」とリポーター。
「仔牛の肩肉をほん少し買って薄切りにするので大丈夫です」とシェフ。
250グラムで9.60ユーロ、残りは10.30ユーロ。
魚屋さんではサバを一尾購入。三枚に下ろしてもらいます。これが7.74ユーロ。
お買い物はこれにて終了。手元には2.56ユーロも残りました。では調理の開始!
まずはメインのセビチェから。
セビチェとはラテンアメリカの料理で魚介類をマリネしたもの。トマト、ピーマンはさいの目に切ります。サバも同様。皮は使わないようです。もちろん小骨は取り除きます。レモンをしぼり、香り付けに皮を下ろしてふりかけ、よく混ぜ合わせたらできあがり。
次は前菜の仔牛のカルパッチョ。
スライスした仔牛の肉は叩いてさらに薄くします。3種類のハーブを刻んだら、肉の上にのせてパルメザンチーズをトッピング。
「そう言えば、パルメザンチーズは買わなかったですね」とリポーター。
「すっかり買い忘れました。でも、2ユーロ残ってたからその分と思えばいいでしょ」とシェフ。
前菜はこれでできあがり。お肉、生でたべるのですね。
最後はデザート。
牛乳をベースにしたシロップとフランボワズをミキサーで混ぜ合わせます。これをグラスに注いで出来上がり。
確かに火を使わない料理でした。肉も魚も新鮮だからこそできる料理ですね。
それにしてもセビチェ、美味しそう。いつか私も作ってみるか・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、レストランで働いている。お客が真面目な顔で聞いてきた。『サン=ジャックのカルパッチョって、お肉だよね?』サン=ジャックとはホタテのことでございます」
VDM(Vie de Merde)より
コメント 0