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ツリーのないクリスマス? [アキテーヌ地方]

 やっと普通に一日がすごせるようになってきた。まだちょっと暑いけど、なんとかなる。

 今週になってから早朝にわりに涼しい風が吹くようになって、どことなく秋の気配が感じられたけど、夏にはもうそろそろ退場していただきたし。

 さて本日は、早くもクリスマスのお話です。

 フランス南西部の都市ボルドーの市長さんが、今年は市庁舎の前にクリスマスツリーは飾らないことにしたと言い出しました。

 年末の一大イベント、そんな事決めて大丈夫なんだろうか?

 Paris_Bordeaux.jpg


下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年9月11日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

20200912.jpg

 クリスマスシーズンになるとペ・ベルラン広場に設置されるツリー。キラキラしてきれいですねえ〜。

 これがもう見られなくなるんでしょうか?

 今年、新しく着任したボルドーの市長さんは緑の党の党員でエコロジスト。こんな光景はもう見たくないそうです。

 死んだ木を飾り立てて設置するのはもう止めましょうということらしい。

 確かに、生きた木を切り倒して持ってくるんだから死んだ木には違いないけど、どうなんですかねえ〜。

 「それはちょっとひどい決断だわね。ツリーはお祝いのシンボルみたいなものよ。ツリーがないなんて誕生日のケーキにろうそくがないのと同じよ」と女性。

 「ツリーはフランスにとってとても価値があるものです。あんなにきれいなものをやめちゃうなんて残念です」と別の女性。

 「子どもたちにとっても家族にとってもツリーはクリスマスの精神そのものなんです。それがなくなっちゃうんですからサンタクロースのいないクリスマスみたいになっちゃうわね」

 市民は市長の主張に一定の理解を示しながらも、少しこだわりすぎだと感じている人が多いようです。

 「クリスマスシーズンには街がデコレーションで華やかになるのを皆が楽しみにしています。もちろん自然を大切にすることは大事です。でも、ツリーは例外でもいいんじゃないかと思います」と女性。

 市長によれば、ツリーの代わりにクリスマスの精神を反映した生きたスペクタクルが開催されるそうです。

 「私はそう悪い決断だとは思いませんよ。いつものクリスマスをやめて新しいやり方で祝うというのもいいと思います」と男性。

 さらに、市長さん、ツリーをやめれば毎年数万ユーロが節約できるとおっしゃっているそうです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、そしてクリスマス以来ずっと母に嫌味を言われ続けている。母の姉妹に花をプレゼントしたのに母にはしなかったからだ。母にはずっと高価なタブレットをプレゼントした。結局、タブレットより花が良かったらしい。やれやれ・・・」

VDM(Vie de Merde)より


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