30ユーロで晩ご飯113 [お料理実践編]
月曜日は恒例の節約晩ご飯シリーズ。
30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。
今回チャレンジしてくれるのは、ブルターニュ地方ブレストにあるレストランのシェフ・エトワレ(ミシュランの星を獲得したシェフ)、フィリップさん。
前回はジャムを使った料理でしたが、今回はりんごです。今頃ちょうど収穫されて店頭に並び始めた頃ですね。
ではスタート!
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年10月10日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらはブルターニュ地方の果樹園。リンゴの木に赤い実がついています。このリンゴ、1万種類もあるそうです。そのうちフランスで栽培されているのは20種類ほど。
このリンゴを使って料理を作ってくれるフィリップさんは生産者のお店で待っていてくれました。早速30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。
こちらはリンゴ農家の方。
「この種類はフルーティで歯ごたえがあって果汁も豊富です。あちらのは英国産のりんごです。振ると歌を歌ってくれます」
確かに、振ると音がします。なんでだろう???
「ここにあるリンゴは、残念ながらまだ良く知られていませんが、とても美味しいリンゴなんですよ」と生産者。
シェフが選んだのは3種類のリンゴ。リンゴの他にクルミも買いました。これが全部で1.50ユーロで残りが28.50ユーロ。
それにしてもリンゴ5つ+クルミ3個で1.50ユーロは安いですね。
次は広場の市場にやってきました。八百屋さんで、パネ(白ニンジン)、かぼちゃ、根セロリ、紫人参、エシャロット、玉ねぎ、生姜を購入、これが全部で5.48ユーロで残りが23.02ユーロ。
そして乳製品のお店で、バター(無塩ではなく塩入)、玉子、生クリーム、ヤギのチーズを購入。これが7.80ユーロで、残りが15.22ユーロ。
次はメイン料理の魚を求めて港近くのお店にやってきました。ここでは鯛を2尾購入。これが8.70ユーロで残りが6.52ユーロ。
最後はこちらのお店で、クレープとシードルを購入。あわせて5ユーロで、残ったのは1.52ユーロ。
予算内に収まりました。ではレストランの厨房で調理の開始。
まずは前菜から。
林檎の皮をむいてさいの目切りにしフライパンで炒めます。クレープは丸く型を取りさっと焼きます。そしてクレープ、リンゴ、ヤギのチーズ、クルミをミルフイユ風に重ねたらできあがり。
次はメイン料理。りんごと根セロリをさっと炒め、パネのピュレの上にのせます。その上にプライパンで焼いた鯛(白身)をのせ、シードルソースをかけます。トッピングは、リンゴと生姜のみじん切り。どんなお味なのか食べてみたい!
最後はデザート。型に入れた生地の真ん中に、フライパンで炒めたリンゴを入れたら塩バターのカラメルソースを加え、オーブンで焼きます。焼き上がりを切ってみると、ソースがとろりと出てきて美味しそう!
リンゴづくしのフルメニューでした。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、家のベランダで星を眺めていたら、ついプ〜とやらかしてしまった。すると、上の階のベランダから、プ〜と聞こえてきた」
VDM(Vie de Merde)より
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