ヴァール県の料理1 [フランスのグルメ]
月曜日恒例の節約晩ご飯シリーズは放送がなかったのでお休みです。
昨日の日曜日は久しぶりに長い時間日差しがあって助かった。洗濯物も外に干せたし、傘なしで自宅とシモキタを往復できた。今週は晴れる日が多いようでありがたい!
さて、今日から4回のシリーズで、ヴァール県のシェフが地元の食材を使って作る料理を紹介します。
第一回目の今日は、小さな村コン=スュル=アルチュビ(Comps-sur-Artuby)にあるレストラン付きホテルのシェフが作ってくれる料理です。

下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年10月12日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ヴェルドン自然公園の中にある人口400人にも満たない小さな村に、美味しい料理を出すと評判のレストランつきホテルGrand Hôtel Bainがあります。
なんと創業は1737年!300年近く同じ家族が経営を続けてきました。現在で10代目。
「始めは郵便配達人のための休憩所でした。ここで休んだり馬を乗り換えたりしていたんです。それが少しずつ変わってきてホテルになりました。その間に馬は自動車に変わりました。経営も親から子へ、子から孫へと引き継がれてきたんです」とシェフ。
ホテルと同じように昔からこの地域で続けられてきたのが養蜂です。
海と山の2つの地域から集められたハチミツ。フィルターにかけられ2週間ほど樽の中で寝かされます。
このハチミツによく合うのが子羊の肉。
「地元で飼育する人がいて、それを地元で料理するというのはとても幸せなことだと思います」とシェフ。
では、早速、調理の開始。作ってくれるのは、ハチミツとローズマリー風味の子羊のすね肉。付け合せは地元産のジャガイモやニンジン。
まずは香りの野菜、玉ねぎ、セロリ、ネギ、ニンジンを刻みます。
次に子羊のすね肉を鍋で炒めます。周りがざっと焼けたら、先程の野菜とローズマリーを加えて小麦粉を振ったら白ワインを注ぎます。
グツグツ言い出したところで、ハチミツを加え、最後に子羊のガラから作ったスープを加えて蓋をし、2時間半ほどオープンに入れて煮込みます。
付け合せはじゃがいものピュレとニンジン。それに絹さやも付いてます。
「毎日、ここで日替わりを食べるんですけど、とても美味しいですよ。これは家庭料理なんです。ホッとするお味です」と女性客。
「これを食べると大叔母を思い出します」と男性客。
「ここはとても家族的な雰囲気なんです。お店も代々同じ家族で続けられてますからね」と女性客。
厨房には先代がいらっしゃいました。もう調理はしませんが、こうして時々顔を出します。
この日は、8代目、9代目、10代目が勢揃い。それにしても300年とはすごいですね。
最後はやっぱりデザートで締め。プルーンのタルト、ソリエスのイチジクのミルフイユ、ハチミツとラベンダーのアイスクリーム。プロヴァンスの香りがしそうなデザートでした。
続く・・・。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、病気という理由で会社を休んで、レストランで食事をしていたら、ぱったり上司と鉢合わせ
」
![[ふらふら]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/144.gif)
VDM(Vie de Merde)より
コメント 0