ヴァール県の料理4 [フランスのグルメ]
街路樹に枯れ葉が混ざり始めた。枯れ葉は道路にも落ちていたりする。季節は冬に向かってまっしぐら。
今年の冬も "今まで体験したことのないような冬” になる???
買い物の帰りにふとそんなことを思った。
それはともかくとして、シリーズの最後は、イエール(Hyères)漁港の直ぐ側にあるレストランLe Pique Bouffigueの女性シェフがスープ・ドゥ・ポワソン(魚のスープ)を作ってくれます。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年10月16日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
地中海に揉まれながら漁をする漁船。その漁師さんたちが釣ってきた魚介類がお鍋の中でいい色に茹だっています。
港の直ぐ側にあるこのレストランなら新鮮な海の幸の料理が食べられます。厨房に立つのはシェフのアストリッドさん。客席は妹さんと娘さんの担当です。
「私の料理は母から受け継いだものなんです」とシェフ。
材料は直接漁師さんから手に入れます。もうすぐ港にもどりますよと連絡がきたので、さっそく港にやってきました。
網にかかって水揚げされたばかりの魚が一杯!この中から丁度いいのを選んで、スープ・ドゥ・ポワソンを作ってくれます。
材料は、魚の他に、玉ねぎ、ニンニク、トマト。
まずは玉ねぎとトマトを刻んで、にんにくは潰します。これを鍋に入れ炒めます。そこに大量の魚を入れて約40分ほどかけて火を通します。
魚がバラバラになったところで水を加えさらに煮込みます。
その間に、このスープには欠かせないルイユソースを作ります。マヨネーズに唐辛子とサフランを加えてよく混ぜ合わせます。混ぜながら加えているのはオリーブ油???
最後に、スライスしたパンをオーブンに入れてカリカリに焼きます。このカリカリになったパンにルイユソースを塗ってスープにひたして食べると美味しいのです。
「こうして料理にしてもらうために魚を釣ってるんですよ。それが私の仕事。で、ここで食べてるわけです」と漁師さん。
その隣で食べている男性、パンをスープにひたして食べてます。美味しそうですねえ〜。魚の凝縮された味がこのスープに詰まってます。
そして、ブイヤベースもお店のスペシャリテ。よく見るとパスタがはいってますねえ〜。皆さん、満足そうに召し上がってます。
最後はやっぱりデザートで締め。塩バターキャラメルのプロフィットロール、アルマニャック漬けプルーンとバニラアイス、焼きパイナップルと生クリームのアーモンドのヌガティーヌ添え。
終わり。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、彼が私に言った。『君ってパンみたいにきれいだね』パン屋でパンを買って帰りながら思った。これはお世辞ととるべきか?」
VDM(Vie de Merde)より
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