ブレグジットの物流 [トピックニュース]
コロナ、コロナで明け暮れているうちに、ブレグジットの本格的運用までの準備期間がまもなく終わり、2021年1月からは今までのように気軽に国境を通過して荷物を運び込んだり運び出したりできなくなります。
そのため、できるだけ物流をスムーズにするために、英国ではこんなものが作られていました。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年10月24日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここはイギリスのケント州にあるアシュフォード市の郊外。
13世紀の教会の立つ牧歌的なこの土地に、突如現れた巨大な工事現場。ここは英国とEUの新しい物流の国境となる場所です。
11ヘクタールにも及ぶ駐車場、税関の検査所や事務局などが作られることになっています。
あのドーバーからは30キロほど離れています。
駐車場には最大2,500台のトラックを収容可能で、来年の1月1日から多くのトラックがここを通過することになります。
こちらの女性は工事現場のすぐ向かいの家に暮らすリンダさんです。
「あの音を聞くととても不安になります」
この地にショベルカーがやってきたのは数週間前。地域の住人たちは暮らしを守るために団結し反対運動を起こしました。
しかし、国が相手では運動も思うようには行きませんでした。
「政府の役人たちが札束で一杯のかばんを持ってやってきて、土地を買い上げてしまったのです。どうしようもないです」とリンダさん。
緑の木が茂っていた田園は、あっという間に更地になってしまいました。
一方、こちらはトラックの運転手。英仏海峡の向こう側にあるカレーまでこの道をよく利用しているそうです。
「相当大変ですよ。税関での検査が強化され、高速道路は40キロから50キロの渋滞になってしまうと思います」と運転手。
どこが渋滞するかと言えば、ドーバーからアシュフォードまでの道路です。
そのため約千台にものぼるトラックが駐車場から出られなくなる可能性があるといいます。
これは昨年、テストが行われた時の様子。渋滞してます。
中にはブレグジット賛成の投票しなけりゃよかったと言っている人もいるとか。
でも、もう一度、国民投票をしたとしてもやっぱり賛成派の方が上回る気がします。
一度決めたことは、どうにかしてやってかなくてはなりません。案ずるより産むが易しかもしれませんし。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、運転免許の試験に落ちた。ほんとだよ。実地試験は渋滞でほとんど車はう動かせなかったけどね」
VDM(Vie de Merde)より
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