週末はカップ・シザンで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はブルターニュ地方の半島にあるカップ・シザン(Cap Cizun)を旅します。パリからは車で6時間強。
ブルターニュ地方の荒々しい自然を満喫できそうです。
では出発!
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年10月31日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
イロワズ海に飛び出した半島がカップ・シザンです。このような岩がゴロゴロした海岸線が5キロに渡って伸びています。
この半島の先端にあるのがラ岬(Pointe du Raz)(青印)。ここから、海の向こうに見えるサン島(Île-de-Sein)に行ってみましょう(赤印)。
激しく揺れる船。風も強そう。マスクをしていて丁度いいそうです。料金は往復で30ユーロ。
島の人口は200人ほど。細い道が建物の間に作られていますが、こうすることで風から住民を守っているとか。
自動車はなし。本当かな?確かにこんな通りばかりでは車は通れそうもありません。
観光は徒歩で。一日散策しても距離は2〜3キロほど。
「小さい島だから迷ってもすぐに元に戻れます」と女の子。
こちらのご家族、日常とは別の世界を体験するために島にやってきました。
「大きな海を目の前にすると自分が以下に小さいかを実感します」
「灯台がいいですねえ。それに岩が海面から顔を出しているこの風景もすばらしいです」
ここらでコーヒーでも飲んで休憩しましょう。やってきたのは画家のディディエ=マリーさんのカフェ。
「商売というわけじゃなく、ちょっと面白いからカフェをやってるんです」
もちろん本業は絵を描くこと。20年も前からこの島で創作活動をつづけているそうです。
そろそろ本土に戻りましょう。船は乗客で一杯。
戻った先はラ岬。ここは年間で100万人もの観光客がやってくる観光スポット。
この風景はここにだけでしかみられないのかもしれませんね。
岩だらけの海は船にとっては危険な難所。そのせいか灯台があちこちに設置されています。
そろそろお昼にしましょう。ブルターニュといえばもちろんクレープ。この近くにクレープの最優秀シェフに選ばれたステファヌさんのお店があります(オレンジ印)。
なんとなくいつも目にするそば粉のクレープとは違って洗練された感じ。
「すごく美味しいのよ。それに個性的でクレープのイメージが変わりました」と女性客。
お好み焼きに焼きそばは見たことありますが、クレープにスパゲティは初めて。ステファヌさんの個性が光るクレープの数々。
「地元の、質の良い食材を使うことに気を使っています」とステファヌさん。
さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう(黄緑印)。
ここはもともと家畜小屋だった建物。田舎の落ち着いた雰囲気のお部屋に変身しました。これで一泊朝食付きで60ユーロ。破格のお値段ですね。
お部屋でゆっくりする前に、岬から大西洋に沈む夕日を楽しみましょう。フランスで一番遅い日の入りです。
翌朝は、宿に隣接する燻製所に行ってみましょう。変わったものを燻製にしているようです。
どうやら魚の燻製らしい。様々なハーブで香りづけしてあるのはマグロの燻製。
大量生産ではなく少量で質の良いものを作るというのがモットー。
カップ・シザンは馬に乗って散策することもできます。料金は1時間で21ユーロ。大人から子供まで楽しむことができます。
少し高い位置から眺める風景はまた違った味わいがあります。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、昨晩の残った生地でクレープを作ろうと、フライパンにバターを溶かして生地を流し入れた。なんだか様子がおかしいので母に尋ねると母が言った。『あんた、あれはスープだったのよ』」
VDM(Vie de Merde)より
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