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コキーユ・ドゥ・ノエル [フランスのお菓子]

 昨日は寒い一日となり、ついに暖房のスイッチを入れた。エアコンからは無事に暖かい風が出てきたから、この冬も凍えずに過ごせそうだ。

 さて、コロナウィルスのワクチンが思ったより早く接種できそうな状況になってきたけど、なんとなく不安。

 なにしろ去年、インフルエンザの予防接種後に熱を出して寝込んだ経験があるからだ。あれが予防接種が原因だったという証拠はない。しかし、因果関係を否定もできない。

 予防接種の他にいい方法があったらありがたいんだがな・・・。

 西暦2000年を迎えて盛大にお祝いしたのが大晦日の夜、あれは今から20年前のことだった。

 あれから大きな震災が2つ、その後は大雨による洪水もあった。天変地異のあとには疫病の大流行。今思えば、21世紀は試練の始まりだった。

 それはさておき、クリスマスまであと3週間ほど。この時期になると必ず登場するお菓子があります。

 それが、もうおなじみになったコキーユ・ドゥ・ノエル。

Paris_Tourcoing.jpg


下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年12月1日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。

20201203.jpg

 こちらは4世代に渡って続けられてきたパン屋さん。

 クリスマスが近づくと登場するのがこのお菓子です。フランス北部に伝わる伝統のお菓子コキーユ・ドゥ・ノエル。

 「甘くて柔らかくて美味しいの。私の大好物ですよ」と女性。

 このお菓子、地元の人にとっては、いわばソウルフードのようなもの。

 「とても大切なお菓子ですよ。子供の頃、ツリーの横には必ずこのお菓子がありました」と男性客。

 朝の3時。パン屋さんの厨房ではコキーユ作りが始まります。小麦粉、バター、玉子を混ぜて生地を作ります。どれも厳選された材料です。それにしてもものすごい量のバター!

 「父はキロ単位でバターを使えと言ってました。量も質も手心を使えた事はありませんよ」とパン屋さん。

 生地ができたら、つぶつぶの砂層を大量に加え混ぜ合わせます。これを成形するとこんな形になります。

 生地をもう一つの生地で包み込むように成形するようです。この形、産着に包まれたイエス・キリストを表しているとか。

 最後は、焼き上がりが美味しそうに見えるようにハサミで切り目を入れます。

 250℃のオーブンに入れて15分ほどしたら、こんがり焼けたコキーユが出来上がります。

 このパン屋さんでは毎年18トンものコキーユを作るそうです。

 「お客様の要望で、毎年少し早めに作って販売し始めます」とお店の方。

 今では世界中にその存在が知られるようになり、アメリカやオーストラリアにも輸出しているそうです。

 日本のパン屋でも作ってないかな?


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、菓子店ではたらいている。いつも使っているショーウィンドウの鍵がみつからない。何時間も探したあげく、オーナーが監視ビデオを見ればわかるというので見てみた。それでわかった。今頃は、鍵の詰まったお菓子をお客さんが頬張っていることだろう・・・[あせあせ(飛び散る汗)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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