ろうそくの明かり [トピックニュース]
先日、いつものようにスーパーに買い物に行った。
入り口を入ると左手に消毒用のアルコールがおいてある。足で踏んでシュッとでてくるのを手のひらで受けて、手の平から甲にまんべんなく塗るとあっという間に乾く。
その後、カゴを一つとって買い物するのだが、前の人がいつまでたってもどいてくれない。
何をしているのかと様子をうかがってみると、カゴの持ち手をペーパータオルで念入りに拭いている。ペーパータオルにはアルコールが吹きかけてあるに違いない。
ああ、それで時間がかかってるのかと納得。私も持ち手が気にならないわけじゃないけど、アルコールで拭くところまではやらないな。
それはさておき、今週火曜日の12月8日、フランス第二の都市リヨンでは、街中がろうそくの明かりでいっぱいになりました。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年12月9日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
例年なら大々的に光の祭典が開催されるリヨンですが、今年はコロナ感染拡大で開催できません。
そこで登場したのがこの無数の小さなろうそくの炎。建物の窓辺で静かに光っています。
こちらのお宅では、子どもたちがグラスの中にろうそくを立てて火をつけ窓辺に並べていました。
これは、リヨンに古くから伝わる風習で、マリア様に捧げるろうそくの明かりだそうです。
これまでずっと続けられてきたのですが、ここまでの規模になるのは珍しいそうです。インターネットのおかげ。
「今年の12月8日は、私の子供時代に戻ったような気分です。ゴーフルを食べながら商店街のショーウィンドウを見て回っていました」と女性。
「本物のリヨンの12月8日だね」と男性。
「コロナ禍ではちょっと寂しいですが、リヨンの街は変わらず美しいですね」と別の男性。
フルヴィエールの丘の上にある教会は、こんな風にライトアップされていました。その中では儀式が執り行われていました。この様子はインターネットでも配信されたそうです。
そして、サプライズの花火も上がりました。小規模ですが、ホットワインを提供する屋台も出ていました。湯気が上がって温まりそう。
そして、もう一つのサプライズはプロジェクションマッピング。コロナ禍で出番のなかった技術者二人が近隣の人たちへのプレゼントとして数週間前から準備していたのだそうです。
一方、こちらはローマ時代の野外劇場。ろうそくの数は20000本。見ごたえがあります。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、妻と二人でイタリアンのお店で食事をした。石窯から出たばかりの焼きたての熱々のピッツァの匂いがした。と思ったら、ろうそくの火で髪の毛が燃えているのに気がついた」
VDM(Vie de Merde)より
2020-12-10 00:00
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