コロナ禍のお城のXmas [サントル・ロワール地方]
今日はクリスマス・イブで、一週間後は大晦日。
東京はこの時期にしてはあまり気温が下がらず、それほど寒さを感じないせいか、実感がわかない。それともコロナ騒動のせいか・・・。
新しい感染者数がいつまでたっても減らないのには閉口だ。当方は外食はしばらくしないことにして(もともとあまりしてないけど)、在宅勤務を継続中。
週一で出社した日に帰宅すると疲れてぐったり。家で仕事することに慣れてしまった結果か?
それはさておき、コロナ感染拡大防止策で、フランスに数あるお城は閉まったまま。クリスマスの飾り付けは中止というわけではなさそうですが、見学できないのが残念。
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年12月22日に生放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こちらのお城では、クリスマスの飾り付けをするようになって25年になるそうです。
そしてクリスマス休暇のこの時期に閉まったままになるのはこれが初めて。
「これだけきれいなデコレーションを皆さんにお店できないのは本当に残念でなりません」とお城のオーナー。
感染防止に自信のあるオーナーにとって休業は受け入れがたいようです。
「歴史的建造物を見学するのに、一体なにがリスクなんですか?!感染するという統計的なデータなどありませんよ」
蜜にならないようにして見学すればいいんでしょうけど、そこのところがなかなか微妙。
それにしても華やかな装飾ですね。誰も見に来られないなんてもったいない。
他にもロワール川のお城は、例年より少し小規模になったものもあったとは言え、どこも念入りにクリスマスの飾り付けを行っているようです。
それと同時に厳しい感染防止対策が必要とされています。
「今は衛生問題に皆の目が集まってますから仕方ないですね。でも、見学できないのは残念です」と女性。
「クリスマスの装飾は本当に美しいですよ。特にシュノンソーのはきれいです。残念だけど、なるようにしかならないですね」と別の女性。
こちらはアンボワーズ城。ナポリのクレッシュが展示されていますが、これを見学する人がいないため、展示費用を回収するのが難しくなっているそうです。
「35,000人ほどの入場者を見込んでいましたが、それがゼロになりました。金額にすると50万ユーロほどになります」
やっぱり今年のクリスマスはこれまでに体験したことのないクリスマスになりそう。
施設の再開は来年の1月7日以降になるようですから、新年にはたくさんの人達が見学できるようになるといいですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、うちの父はコロナ感染を極端に恐れて、家の中でも全員がマスク着用の上、定期的に手洗いを命じられる。おまけにそれぞれ1メートル以内に近づくことは許されず・・・ああ、毎日が息苦しい〜」
VDM(Vie de Merde)より
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