週末はマヨルカ島で再訪 [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回は、スペイン沖の地中海にあるマヨルカ島を旅します。以前一度行ったことがあるので、今回は再訪です。
パリからは空路の直行便で2時間足らず。
では、出発!
下記の写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年12月19日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
なんだか突然夏に逆戻りしたようなこの風景。コロナなんか忘れさせてくれる楽園のよう。
毎年1,200万人もの観光客がやってくるそうです。とは言っても、この映像は夏のマヨルカ島。
まずはマヨルカ島第一の都市パルマを散策しましょう(青印)。訪ねたのはアルムデナ宮殿(赤印)。
どことなくイスラムの香りのする美しい建物。かつてはムーア人の城塞でしたが、14世紀にカトリック教徒のスペイン王室の宮殿になりました。
「ここから塔に上ることができます。希望の塔と呼ばれています。島を支配していたイスラム教徒だけが使うことのできる通路だったのです。ここからすぐに港に逃げることができました」とガイドさん。
この塔、階段がなくロープで滑り降りるようになっていたそうです。
現在は王室の夏の離宮として使われているこの宮殿。こちらがスペイン王フェリッペ6世の執務室。そして地下には謎めいた部屋がありました。そこはかつてフランス人錬金術師が実験室として使っていたそうです。
次は島の北西部にあるオレンジの果樹園を訪ねましょう。
「かつてヨーロッパの人々はクリスマスプレゼントとしてオレンジをもらっていましたが、そのオレンジはここで栽培されたものだったのです」と旅人。
この島にオレンジをもたらしたのはアラブの貨物船でした。600年も前のことです。せっかくですから収穫を体験。収穫したオレンジはジュースにしていただきました。
さて次は、レトロなトラムにのってソレルの港を見学してみましょう(水色印)。港の風景を楽しんでいると終点に到着。
次はマヨルカ島のくねくねした道を車で移動。向かった先はドラックの洞窟(紫印)。地下25メートルのところにある洞窟は長さが1.5キロもあるそうです。
「ここはドラゴンの洞窟と呼ばれています。というのも、羊飼いがここで羊たちを休ませていると、そのうちの何頭かが姿を消してしまいました。ドラゴンに食べられてしまったのだという伝説があるんです」
洞窟の中をこの小さなボートで見物します。ドラゴンがいるとなるとちょっと怖い。ここはヨーロッパでも最大の洞窟と言われているそうです。
そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。そこは内陸の山間部にある巡礼の地(緑印)。聖堂は堂々たる作りになっていました。ここを通った向こう側に宿泊施設があります。
「かつては巡礼者の宿泊所でしたが、今は一般の人たちも宿泊できるようにしています」と施設の方。
俗世間から離れて静かな一夜がすごせそうです。
翌朝は、気球に乗って島を空から見てみましょう。雲がかかってちょっと幻想的。下を見ると雲の間から町が少し見えていました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、白い上着につけてしまったオレンジジュースのシミは洗濯で見事に消えていたけど、そのシミを取ろうとスポンジでゴシゴシやった時の灰色の大きなシミは残ってしまった」
VDM(Vie de Merde)より
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