年末と新年は贅沢を! [トピックニュース]
いよいよ2020年最後の日がやってきた。
突然の変化とどうにかこうにか折り合いをつけながらすごした約10ヶ月。毎日、同じ日課を繰り返しながら、ひたすらおとなしくして嵐が過ぎ去るのを待つだけだった。
来年はもう少し先のことを見据えて一年をすごしたい。
さて、今年の年末はデパ地下はわりに売上を伸ばしているらしい。
なんとなく理由がわかる。こんな時だからせめて美味しいものでも食べたいってことなんだよね。わが家も同様。どうやら海の向こうのフランスでもそうらしい。

下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2020年12月29日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
自宅とはいえ大人数の会食はできないので、お買い物の量はすくなくなりがち。
その分、できるだけ良いものを食べようと考える人が多いらしい。つまりは量より質。
「ケチケチしないで、いつもよりお金を使ってしまいました」と女性。
「良いワインに良いチーズですかねえ」と別の女性。
となると、量販店より近所の小さなお店に足は向いてしまいます。こちらはお肉屋さん。
「質の良いものを求めていらっしゃるお客さんが増えました。大量生産ではなく農家さんが手塩にかけて育てたものを買っていかれます」とお店の方。
そんなわけで、今年の売上は17%増。
「今までと違って、スーパーより近くのお店に行くようになりました。とにかく、より近くで、できるだけ本物を買うってことです」と女性。
この現象は肉屋だけではありません。魚屋、ワイン店、チーズ店も同様です。
クリスマス時は平均で一世帯の消費は50ユーロ増えたとか。へえ、驚き。かなり増えてますね。
「よく売れているのは、こちらのトリュフ入りのチーズで51〜90ユーロ。カマンベールの14ユーロも売れてます」とチーズ店の方。
ここでも売上は15%増。
それなら、お食事の後の甘いデザートはどんな具合でしょう?
こちらはチョコレート店。なんだか忙しそう。
「一日20キロほど作っていましたが、今は40キロに跳ね上がりました。皆さん、少し贅沢をしたいんじゃないですかね」とチョコ職人。
売れ筋は小さい箱より特大の箱。
「例年なら30〜35ユーロくらいでしたが、今年は40〜45ユーロほどです」と店員。
おかげで売上は、なんと65%の大幅増。
さて、日本はどんな具合なんでしょうね。
ややこしくなるので、年明けまでコメント欄は閉じておきます。新年にまたお会いしましょう!
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、母に私の良いところを言ってみてと言ったら、『う〜』と言ったきり、20分も考え込んでいた」
VDM(Vie de Merde)より