気分は・・・? [トピックニュース]
首都圏は、明日、緊急事態宣言が出されるようだが、わが家は今までと同じ暮らしを続けるだけだ。
COVID19は、無症状の感染者が感染を拡大させるという本当に厄介なウイルスだ。
WHOの週間報告を見ると、12月27日までの一週間の新規感染者数は、英国が25万人、ロシアが20万人、ドイツが15万、イタリアが10万人、フランスが9万人となっている。
日本はこの時まではまだ約21000人で、一日当たり3000人ほどだ。次の一週間については今日か明日にはサイトにアップされるが、もっと増えているはず。
さて、一週間で9万人もの新規感染者を出しているフランス、市民の皆さんは落ち込んだりしてないんでしょうか?
下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年1月4日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
多くの市民が、2020年をこんな風に雑巾で消してしまえたらどんなにいいかと思っているに違いありません。
TF1のテレビ取材班がやってきたのはベルギーと国境を接する町バイウール。このコロナ禍で、皆さん元気で暮らしているかどうか聞いてみることにしました。
きっと皆さん落ち込み気味なんだろうな・・・と思っていたら、むしろその逆。
こちらは肉屋を営むソフィーさん。
「クリスマスも新年も普通にお祝いしましたよ。お客もたくさん来ますしね。もちろん皆きちんとマスクをしてますし、人との間隔も空けてます」
一方、こちらは商店街にあるパン屋さん。ガレット・デ・ロワの美味しそうな香りが漂っています。
「ここのガレットは美味しいよ。これで新年も無事に迎えられましたよ」と男性客。
暗い雰囲気はどこにもないですねえ〜。お母さんたちは時間通りに子どもたちを学校に連れて行くのに手一杯で、落ち込んでる暇もなさそう。
その中を向こうからやってきたのが環境デザイナーのマチューさん。
「春はもうそこまで来てますよ。天気の良い日が続いてますからね。やる気だけはなくさないようにしてますよ」
皆さん、COVID19で犠牲になった人たちを忘れているわけではありません。それに苦境に立たされている飲食店やバー、文化的活動をしている人たちがいることも分かっています。
しかし、こちらの青空市では皆さん明るく元気でがんばっているようです。
「勝つぞ!勝つぞ!」と気炎を上げる女性(笑)。
やっぱり新しい年を迎えて気持ちを切り替えている人が多いようです。
19世紀から20世紀にかけて活躍した哲学者アランことエミール=オーギュスト・シャルティエはこんな言葉を残しています。
" 悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである "。
******* フランス人のつぶやき *******
「 今日、落ち込んでいる彼女を慰めるためにあれこれやってみた結果、結局のところ僕のキャッシュ兼クレジットカードを渡せば済むだけのことだった」
VDM(Vie de Merde)より
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