夜行列車復活大作戦 [トピックニュース]
東京はまた冬に戻った。部屋には暖房、外出するときはコートにマフラーだ。
あと2週間くらいすると春が来るのか?
桜の開花予想によれば、東京は3月15日。えっ、何だすぐじゃない!近くの公園の桜にはそんな気配は感じられないけどなあ。
ともかく春が来るのはうれしい。しかし、外出する人が増えてコロナ感染のリバウンドなんてイヤな予感もする。
未だに新規感染者が200人や300人も出ているようじゃあどうにもならん。まだしばらく遠出は難しい。
そこで気になったのがこんなニュース。
フランスでは夜行列車が復活するそうです。
下記の写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年2月26日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
200年ほど前から走り続けてきた夜行列車。懐かしい映像。
しかし、最近は車両も古くなりぼろぼろになりかけています。そこで、これらの車両をリノベーションして走らせることになりました。
どうやらフランス政府は、最近とんと姿を見せなくなった夜行列車を復活させようとしているらしい。
この10年で10本のラインを復活させる予定だとか。
「この車両は800万キロは走ってますから少し手入れをしてやる必要があります」と工場の方。
まずは車両の設備をとりはずすことから始まります。
取り出した座席はそれほど傷んでないように見えますが、これもきれいにするんでしょうね。
そしてこちらが夜行列車に欠かせないベッド。カバーを取り替えればまた使えるようになります。
一車両全体をリノベするのに10〜12週間かかるそうです。
内装だけでなく車両自体も修理が必要です。地道な作業が多いですね。
こうして新しくなったのがこちらの車両。パリ〜ブリアンソン間を走る車両です。
ビフォーがこちらで、アフターがこちら。そんなに大きく変わった感じはしませんが・・・。
「個々の乗客が使える電源が設置されました。それに折りたたみ式の小テーブルもあります。WiFiも使えます」と工場長。
今年6月に作業が完了したら実際に走り始めるそうですが、このコロナ禍で大丈夫か?
ワクチン接種で感染しなくなるといいですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、仲間と夜行列車にのってハンガリーからパリにもどることにした。コンパートメントが狭すぎたので、一つ後ろの車両に移動して誰もいないところでぐっすり眠った。目覚めた時、そこはベルリンだった。夜の間に車両が切り離されて、僕の荷物は今頃パリだあ〜」
VDM(Vie de Merde)より
日本の最新の車両は軽量化されていて、エネルギー効率がいいのですが強風に弱くたびたび運休するようになりました。文化の違いなのでしょうか、欧米の人はメンテナンスして永く使い込むようですね。
「飛び恥」という言葉があるように時間に余裕があれば鉄道を使ってゆったりと旅をするほうがいいかもしれません。
by 平凡な生活者 (2021-02-27 08:55)
平凡な生活社さま、こんばんは。
「飛び恥」なんて言葉があるんですね。初めて知りました。確かに旅は大急ぎでするものじゃないですね。ゆっくりと味わうものなのでしょう。
様々なものをできるだけ長く使うというのには、一つには節約は美徳とするフランス人の気質が影響しているのかもしれませんねえ。
by carotte (2021-02-28 00:33)