ガレットは輸入80%! [トピックニュース]
恒例のWHOの世界コロナ感染状況リポートが更新された。
3月7日までの一週間の新規感染者数は(カッコ内は前回の数字)(百の位は四捨五入):
米国:427,000人(473,000)
英国:43,000人(65,000)
ロシア:76,697人(81,000)
ドイツ:58,000人(56,000)
イタリア:139,000(112,000)
スペイン:18,000人(23,000)
フランス:144,000人(150,000)
イスラエル:26,000人(18,000)
日本:7,000人(7,000)
あれっ、ワクチン接種の一番進んでいるイスラエルが増えてる。どういうこっちゃ?理由が知りたい。
日本はその前の週と変わらず。数字は正直だ。そんなところだろうと思った。
さて、本日は花より団子で、食べ物のお話。

下記写真をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年3月10日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
暖炉の炎でクレープ作り。ブルターニュならではですね。しかし、その原料のそば粉はちょっと違うお話になるらしい。
スーパーのそば粉売り場に行ってみると、たくさん並んでいます。
「もちろん、どれもブルターニュ産でしょ」と男性。
それなら手にとって見てもらいましょう。確かにブルターニュ産の保証のついたものが売られています。しかし、他のはどうでしょう?
「オーガニックみたいですが、ブルターニュ産じゃないですね」
それもそのはず、フランスで食べられているそば粉の80%は極東からの輸入。つまり中国産。
「それじゃブルターニュとは質も味も劣るんじゃないのかしらね」と女性客。
しかし、プロの意見は異なります。
「輸入物の品質は悪くないですよ。美味しくできるかどうかは作り方の問題です。現実問題、今のところ国産だけでは量が足りないんです」
フランスで消費されているそば粉の量は11000トンほど。そのうち国産は4000トンにとどまっています。輸入に頼るのも理解できます。
「ブルターニュ産の品種は黒くて風味も強いんです」と、最近地元産のそば粉を作り始めた生産者。
白くて細かな中国産より黒くてしっかりした味のそば粉が好まれるようになったせいか、また地元産へのこだわりや、オーガニックやグルテンフリーの流れも影響してか、国内の生産量が増加してきました。
「特に手入れも必要ありません。ただ植えて育てるだけでいいんです」と生産者。
1980年代には需要不足から生産者が次々を姿を消していきました。それが今は、栽培地が毎年3ヘクタールの割合で増加していっているそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、『外国での生活を楽しんでるかい?』と友人からメールがきた。僕はフランスにいる。辺鄙なところにある小さな村だけど・・・」
VDM(Vie de Merde)より
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