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週末はサラエボで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回は、ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボを旅します。

 パリからサラエボまでは空路で4時間あまり。どうも直行便はないようでセルビアのベオグラード経由になるようです。

 サラエボと言えば何かと戦争のイメージがつきまといますが、平和になった今はどんな感じなんでしょうか?

 では出発!

BosniaH_Sarajevo.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年5月1日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 東欧の都市らしい佇まいのサラエボ。

 戦争の爪痕も残っているようですが、今はすっかり平和な暮らしが続いているようです。

 ゴンドラに乗って山の上に行ってみましょう。まだ雪が残っています。この街で生まれたというこちらの男性に案内をお願いしましょう。

 サラエボは3つの山に囲まれた都市。またゴンドラに乗って街へ戻りましょう。

 50年前に作られたゴンドラは1992年の紛争時に破壊。そっくりそのままに復元されたのが現在のゴンドラです。

 10分ほどで地上に到着。ここはバシュチャルシヤと呼ばれる地域(青印)。鳩がすごい!そして200年も前から続く湧き水もあります。

 15世紀、ここはバルカン半島の商業の中心地でした。その影響か民族色豊かなお店が並びます。こちらは銅細工のお店。職人さんの仕事を体験させてもらいましょう。先祖代々受け継がれてきた技術はそう簡単には真似できそうもありません。

 そろそろ美味しいものでも食べに行きましょう。地元の料理がこれ、チェバプチチ。ひき肉を使ったケバブのような食べ物。大型のピタパンみたいなのに入れてくれます。これを地元のフレッシュチーズと生の玉ねぎと一緒にいただきます。やたら美味しそうにみえる!

 さて、お腹が一杯になったら散策にでかけましょう。街を横切るミリャツカ川。セーヌ川と同じようにたくさんの橋がかかっています。

 ここはラテン橋(赤印)。この橋を渡りきったあたりで起きたのが、第一次世界大戦のきっかけになったサラエボ事件でした。

 そして90年代には紛争が勃発。その爪痕がこちらの建物に残されています。壁には無数の銃弾の跡。こちらの建物も同様。

 「このトンネルは紛争中に作られました。武器、電話線、本などありとあらゆるものがここを通って運ばれました」

 セルビア軍によって寸断されたボスニアをつなぐために密かに作られた800メートルに及ぶトンネル。今では5ユーロで見学できる観光の名所になっています。

 「私の父は紛争の間、家族に食料を運ぶために何度もこのトンネルを通りました」

 そしてこちらは国立図書館(緑印)。別名をフェニックスと言うそうです。紛争による火災で200万冊の本が失われてしまいました。再建された建物が見事ですね。

 そろそろ今晩の宿へと向かいましょう(水色印)。ゆったりとしたお部屋。ベランダからはミリャツカ川と街の夜景を楽しむことができます。これで一泊100ユーロ足らず。もちろん朝食付き。

 翌朝はトラムに乗ってでかけましょう。目的地はこちら。野外で楽しむチェス。頭と体の両方の運動になります。

 次はちょっと変わったところに行ってみましょう。ここはサラエボの蚤の市。昔のパスポートや紙幣が手に入ります。そしてお値段は交渉しだい。

 さて、12時のお祈りの鐘がなったら、こちらのダンス教室で伝統の踊りを体験してみましょう。30ユーロで民族衣装を身に着け楽しむことができます。

 今回の旅の費用は合計で約300ユーロ(約40,000円)となりました。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、地下鉄がトンネルの中で故障した。そして車内の明かりも消えてしまった。すると隣の男が耳もとで囁いた。『今週は、若い女を3人も殺してしまった・・・』[がく~(落胆した顔)][あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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