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ケンゾーコレクション [トピックニュース]

 毎日、コロナ感染やワクチンの話ばかりでいやになりますなあ〜。

 それに国別のワクチン接種済みパーセンテージをランク順に並べて、日本はたったこれだけみたいな報道はあまり見たくない。あれは国同士の競争じゃあ〜ありません!

 それはさておき、昨年の10月、ファッションデザイナーの高田賢三さんが新型コロナで亡くなってしまいましたが、現在、賢三さんが個人的に所蔵していたコレクションが競売にかけられているそうです。

Paris_Paris.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 3で2021年5月9日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 この色彩とフォルム。高田賢三が創り出したのは、この陽気さでした。そして東洋と西洋の融合。

 50年もの間、賢三の創造の源にあったのは、彼の衣服を着るすべての女や男たちを幸せにすることでした。

 「ケンゾーの作る洋服は色といい形といい、どれも素晴らしいです」

 「彼の精神は日本ですが、それと同時にパリでもあるんです」

 確かに、この作品を見ていると、そのとおりだなとつくづく思う。

 ここに展示されている作品は150着。5月12日までオークションにかけられるそうです。コート、ジャケット、ガウン等々。どれも魅力的ですねえ〜。

 あるブランドをめざして、主に2000年代に制作されたのですが、日の目を見ることはなかったそうです。

 オークション会社のアールキュリアル(Artcurial)によると落札額は一着30〜600ユーロほどだと言います。

 破格のお値段!でもそれにはわけがありました。

 「どれも制作途上のものばかりなんです。ボタンが一つ欠けていたり、あるべきところにパットがついてなかったりするんです」とオークション会社の担当者。

 オークションにかけられるのは洋服だけではありません。こちらは自画像。賢三は画家でもありました。

 絵画作品にくわえて自宅にあった食器類や家具なども競売にかけられます。

 そしてコレクションの中にこんな貴重なものまであります。

 「これは古代中国の殷の時代の木馬です。いつもそばにおいていたようです」

 これはかなりの落札額になりそうですが、衣服の方は手が出そうな額。未完成品でもいいからあのジャケット、欲しい。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、工事現場で仕事だった。お気に入りの新品のジャケットをそこいらに置いて仕事をしていると、上の方から声が聞こえてきた。『ちょっと、そこにおいてある敷物はあんたのかね?』」

VDM(Vie de Merde)より


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