週末はゲレで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回はフランス中部クルーズ県の町ゲレ(Guéret)を旅します。パリからは車で3時間50分。
あまり耳にしたことのない地名。どんなところなんでしょう。
では出発!
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年5月15日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
クルーズ県を観光するなら、なんと言っても自転車。720キロに渡って、こんな道が整備されています。
自然とスポーツの両方を楽しんだ後は車で移動。ここは狼専用の動物園です(青印)。しかも敷地の中で狼は自由に走り回っています。なんかちょっと怖い。一週間に1〜2回の割合で飼育員が餌を与えるそうです。
「怖い動物だと思われていますが、実際にここで見てもらえば、普通の動物だということがお分かりいただけると思います」
飼育されているのは全部で32頭、5つの群れになって暮らしているそうです。
ゲレ北部の小さな村では思わぬお宝に出会えます(赤印)。それは中世の城塞跡。
「印象派の画家たちがここにイーゼルを立てて城跡を描いたのです」と男性。
この辺りは "画家たちの谷” と呼ばれ、多くの画家がアトリエを構えていたとか。
すぐ近くの村フレスリーヌはモネが作品を制作した場所として知られています(緑印)。そして今でも当時の芸術家たちのアトリエが残っています。その中の一つがここ。この辺りの美しい自然が描かれています。
さて、そろそろお昼の時間になりました。ゲレの中心街にあるこちらのお店でサンドイッチの材料を入手しましょう(オレンジ印)。チーズに生ハム等々選んで7.50ユーロ。こちらの公園でいただきましょう。
旅人さんたち、こんなデザートもしっかりゲットしていました。マカダミアナッツをベースにしたクルーズ県の焼き菓子ガトー・クルゾワ。これならお腹いっぱいになりそう。
腹ごなしにゲレの町を散策。こんな立派な邸宅があるかと思えば、こんな劇場もあります(水色印)。19世紀初頭に作られたイタリア様式の劇場は、今でもその役割を果たしているそうです。
当時の客席も今と同じで折りたたみ式ですが木製です。重たくて固くて痛そ。
長い修復期間を経て、今でも使える劇場になりました。収容人数は127人。劇場の方によると音響がいいらしい。
さて、そろそろ今晩の宿へと向かいましょう(紫印)。かつての農場を改築して宿泊施設に生まれ変わった民宿です。オーナーは15年前にアルザス地方から移住してきました。落ち着いた雰囲気の広々としたお部屋からは広い庭を見渡すことができます。一泊85.10ユーロ。
翌朝は、車を飛ばして、迷路に行ってみましょう(黄緑印)。ここは樹木を使った迷路ですが、ちょっとした仕掛けがしてあります。要所に質問の立て札があり、正しい答えの方向に向かって歩いていけば必ず迷路から脱出できます。
最後は、こんなところを訪ねてみました。ここはス・パルサ村の教会(こげ茶印)。中に入ってみると・・・壁全面に絵が描かれていました。こちらの男性、ガブリエルさんが描いたそうです。もちろんモチーフは聖書。最後の晩餐も現代的に描かれるとこんな風になるんですね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、自転車で走っていると、乗用車が私を先に通してくれた。お礼の合図に手を振ったら、転んだ 」
VDM(Vie de Merde)より
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