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週末はサン=ナゼールで [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回は大西洋に面した海辺の都市サン=ナゼール(Saint-Nazaire)を旅します。パリからは高速列車で3時間、車なら4時間ほど。

 では出発!

Paris_StNazaire.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年5月29日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 千の顔を持つと言われるサン=ナゼール。

 戦後出来た街並み、キューバを思わせるエキゾチックな界隈、そして砂の上の現代アート。確かにたくさんの顔をもっているようです。

 砂のビーチは散策を楽しむ地元の人や旅行客に人気のようですが(砂色印)、サン=ナゼールと言えば、なんと言っても造船です。このドックではすでに ”ノルマンディ”、”フランス”、”クイーン・メアリー2” が誕生しました。

 「まもなく完成しそうなあの客船は、海に漂う都市みたいものですよ」と男性。

 そして、街のあちこちに目にするこの絵。タンタンの冒険シリーズです。

 作者はベルギー人じゃなかったっけ?なぜにここに?

 どうやら第7話の舞台がこの街だったようです。

 次は少し変わった場所にいってみましょう。ここは第2次世界大戦中にドイツ軍が建設した潜水艦基地(赤印)。中に入ってみましょう。

 「基地の長さは300メートル、幅は124メートル。屋根までは8メートル、屋根の厚さは10メートルあります」

 ええっ、屋根の厚みが10メートル!爆弾を落とされてもびくともしなさそう。ここからあのUボートが大西洋に向けて出発していったんでしょうね。現在は現代アートの展示に利用されているとか。

 この基地の上にあるのが客船博物館(Escal'Atlantic)。かつてアメリカを往復していた客船で使われていた品々が展示されています。

 ここは50年代の二等船室を再現したもの。当時はアメリカまでの一番安い交通手段だったそうです。そしてこちらの広間は客船ノルマンディの食堂を再現した場所。もちろんファーストクラスの皆さんが利用する食堂です。出てくるメニューも豪華だったようです。

 さて、次はこんなところに行ってみましょう。まさかの田んぼ?日本では田植えの時期ですが・・・。

 やってきたのはゲランドの塩田です(水色印)。総面積は100ヘクタールほど。こちらのお店でお塩を買って帰りましょう。わが家でも使っています。この塩を使うと料理が深みのある味わいになります。

 そろそろ今晩の宿へと向かいましょう。そこはゲランドの町にある風車(焦げ茶印)。50年代には麦を粉に挽いていたそうです。現在は当時の趣の残しながら宿泊施設に生まれ変わりました。見上げると歯車がまわっているのがわかります。二人で一泊朝食付きで90ユーロ。

 ゲランドは中世の城壁に囲まれた町。ガイドさんと一緒に城壁を見学してみましょう。1.3キロに渡ってつくられた城壁には城門が4つあるそうです。

 城壁の中へ入ってみましょう。町の中心にあるのがサン=トーバン教会(緑印)。15世紀に建てられたブルターニュ・ゴシック様式の教会です。

 一方、ゲランドの塩田の海側にある半島には岩だらけの海岸線が続きます。大西洋の荒波・・・。

 ここにあるのが水族館(青印)。コロナ禍で数ヶ月休園していたようです。ペンギンの他に、世界の海から集められた生物が巨大な水槽の中をゆうゆうと泳いでいます。

 最後は、大西洋に沈む夕日を眺めて旅を終えることにしましょう。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、子供たちを連れて海を見に来た。パパが嬉しそうに4歳になる娘言った。『ほら、見て。あれは全部船だよ』すると娘が言った。『当たり前でしょ、港なんだから』娘はすでに反抗期か・・・」

VDM(Vie de Merde)より


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