チャンピング [イギリス]
東京もどうやら梅雨に入ったらしい。
梅雨冷えみたいになってくれたら少し楽なんだが、そうはならないなあ〜。
じっとして本でも読んでいると涼しいと感じても、動き回ると汗が滲んでくる。それが最近の梅雨の気候。どうも好きになれん。
さて、面白いニュースはないかと探していたら、こんなのがありました。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局France 2で2021年6月13日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ここは英国バッキンガムシャーにある13世紀の教会。
荷物をもった方々が、その教会の中に入っていかれます。今晩ここでお泊りになるとか。
中に入ると、中世へとタイムスリップ。
「素晴らしいわあ〜」と女性。
「他では味わえないここだけのものですね」と男性。
どうやって一泊するのかと言えば、キャンプ用のベッドが4つ。ひょっとしてここは教会の内陣???こんなところで寝て良いのかしらん?
この教会で宿泊するのをチャンピングというそうです。チャーチ(教会)とキャンピングを合成してチャンピング。
美しいステンドグラスの窓があるかと思えば、17世紀のお墓もあります。のんびり静かに教会を見て回ることができます。
昼間は信者さんたちがお祈りに来るのかと思っていたら、もう使われなくなった教会なんだそうです。神父のいなくなった教会を保存するために、こんな企画を思いついたとか。
「祖母は熱心なキリスト教徒だったんで、こんなの見たくなかったと思いますが、宗教を貶めているわけじゃないですから問題ないでしょう」
日が沈む頃、屋外では食前酒の時間が始まっていました。
この企画を運営しているのが保存会です。チャンピングの料金は1人一泊50ポンド。
「このお金は教会の修復のために使われます。古い建物の修復には多額の費用がかかるんです」と保存会の方。
いよいよ就寝の時間。皆さん、ベッドで横になられています。
この方々、特に熱心な信者というわけではなく、この貴重な体験に引かれてやってきました。
「こうしているとやはりスピリチュアルなものを感じます」と女性。
「自宅で真夜中に音がすることがありますが、同じ音でも教会の場合は全然違いますよ」と男性。
なんだかちょっと不気味・・・。なにしろ教会の敷地の一角にはお墓がありますから。そう言えば、中にもありましたよね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、洗礼式があるので娘と二人で教会に行った。神父が娘の名前を知ると嬉しそうにしていた。娘の名はエデン。年は4才。しかし、式が始まってしばらくして娘が大声で言った。『洗礼式って、どうしてこんなに長いの?!』お恥ずかしい」
VDM(Vie de Merde)より
2021-06-15 00:00
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