週末はクロミエで [パリから週末旅]
日曜日は恒例の週末旅。
今回は、ブリー地方にある都市クロミエとその周辺を旅します。
パリからはローカル線で約1時間。パリ郊外と言ってもいいくらいの近さ。
では出発!

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年6月19日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
ブリー地方と言えば、小さな村、マルヌ川、そしてチーズにワイン。大都市パリからほんの1時間でフランスの田舎を全部味わえるような場所です。
ジャン=ポールさんはクロミエ・コンフレリーの会長さん。つまり、クロミエの良さを広く知ってもらうための活動をしている会の名誉会長。
ここはコマンドリー・デ・タンプリエと呼ばれる場所(青印)。
「フランス北部で最も美しいとも言われる場所です」とジャン=ポールさん。
12世紀に作られたこの施設はキリスト教騎士修道会のもの。ここで騎士や修道士がともに暮らしていたそうです。騎士は武道、修道士は宗教活動に励んでいたってことかしら?
さらに、ブリーチーズの原型が生まれたのはこの地域だとか。
「マリー=アレルという女性が生みの親だと言われていますが、彼女はノルマンディーからこの地方に移住してきたんです」
ということは、そもそもはカマンベールが原型だったということになりそうな・・・。
そんなわけで、そのブリーチーズの生産者を訪ねてみましょう(オレンジ印)。
こちらは熟成室。1日に2回、こんな風にひっくり返しては熟成させます。こうして出来たのが3大ブリーチーズの一つブリー・ドゥ・クロミエ。
カマンベールにそっくりですが一回り大きい。ただ今、AOPを取得するべく活動中。
さて、次に訪ねたのが動物園(緑印)。様々な国から様々な生き物が集められています。そして、絶滅危惧種の再生にも力を入れているそうです。動物たち、自由に動き回っているように見えます。
ここでは室内からこんな動物を間近で観察することができます。黒豹みたいなのがテラスにやってきた!おやつを食べたらまたどこかへ行ってしまいました。ひと安心。
そろそろ今晩の宿へを向かいましょう。そこはマルヌ川に浮かぶ細長いボート(水色印)。6人貸し切りの場合は一泊200ユーロ、1人の場合は30ユーロ。デッキで食前酒を楽しむこともできます。
翌朝は、そのままボートでマルヌ川を遊覧。緑がいっぱい。これなら船酔いもせずのんびりできます。
さあ、次はこちらにやってきました(ワインレッド印)。
「この地域はイル・ド・フランスで最初にワイン作りが始まった場所なんです」と男性。
16世紀頃は4世帯のうち3世帯までがワイン農家だったそうです。正直、こんなところでワインが作られているとは知らなかった。
あれっ、ぶどう畑に羊が3匹。どうやら雑草を食べてくれるらしい。エコ農法。
実は、ブリー地方のワイン農家は100年以上前に消えてなくなってしまいました。そこでこちらの男性が15年前に復活させたのだそうです。
ここでは、見学者がぶどう園の仕事を体験することができます。もちろん出来たワインの試飲もできます。
最後はちょっと変わった場所を訪ねてみましょう(黄色印)。何やらお城のような建物が・・・。
中に入る前に、ステキな衣装に着替えておきましょう。入場すると自転車タクシーが迎えてくれます。
なんだかメルヘンの世界?
ここは、道化師のパフォーマンスで知られるロシア人Slava Poluninが作った庭園。このお髭の男性がその方。
やっぱり夢の世界・・・。そして、あちこちにパフォーマーが登場します。ここは見学するもよし、パーフォーマンスを披露するもよしの自由な空間。日常をわすれて自由を満喫できそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、プールに向かうバスの中で、生徒の一人がじっと私を見つめて言った。「なんだかその鼻、道化師みたいだ」鼻の頭が赤いからねと言うと、その生徒が言った。『ちがうよ、バカでかいからさ』
」
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
VDM(Vie de Merde)より
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