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漁師のブイヤベース [フランスの郷土料理]

 東京はやっと梅雨明けした。ここから先は毎日30℃を超える気温が続く。

 なにかするなら午前中に限る。掃除やら買い物やら。午後はエアコン入れて快適にすごすべし。

 さて本日は、お料理のお話。豪快な漁師の作るブイヤベースを紹介しましょう!

Paris_Giens.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年7月12日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ここは地中海に突き出た半島にある村ジアン(Giens)の船着き場。

 向こうからやってきたのは元漁師のジャッキーさん。

 ジャッキーさんと海との歴史は70年前から続いています。それは家族、漁師、船の歴史でもあります。所有している漁船は5隻。

 これまで家族のために何度となくブイヤベースを作ってきたそうです。

 「この料理の始まりは、貧しい漁師たちが売り物にならない傷ついた魚を捨てないでスープにして食べたことに始まるんです」とジャッキーさん。

 海に出たら友人のジェラールさんが漁の真っ最中。網を引き上げると魚がいくつも入っていました。

 網にかかった魚を取り出す作業は根気が入ります。ヘタに急いで掴もうものなら棘が刺さりかねません。

 魚だけでなくエビも釣れてました。この中から数種類の魚をいただいて、ブイヤベースを作ることになりました。

 まずは魚の鱗と取ります。どうも何かの瓶の蓋を使って鱗を取ってるようです。これがちょうどいいらしい。

 魚の準備は終わったら、今度は野菜。

 ニンニク、スライスした玉ねぎ、皮をむいて乱切りにしたジャガイモを大鍋に入れたら、先程の魚をのせ、オリーブ油を垂らして、塩・こしょうしたら、最後に色付けにウコンを投入。さらにサフランも少々加えます。

 混ぜ方も豪快。ヘラなど使わず鍋を動かします。重たそう。

 ここに水を加えてかまどに吊るします。うまい具合に火の上にするっとぶら下がるようになってます。

 おお、鍋がグツグツ言い出しました。炎の中で煮えたぎるスープ。

 30分くらい煮立てると全体に火が通って食べごろになるそうです。

 盛り付け方も豪快。南仏ではフォウクと呼ばれるこの大皿に具を盛り付けます。スープは別の器に移してクルトンを入れていただきます。

 「これが本物のブイヤベースです」と漁師。

 お魚も白ワインも美味しそう。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、妻と一緒にビーチで日光浴を楽しんでいると、グリンピースに扮した少年たちが、妻を海に戻そうとした」

VDM(Vie de Merde)より


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