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週末はラ・パルマ島で [パリから週末旅]

 日曜日は恒例の週末旅。

 今回はカナリア諸島のラ・パルマ島を旅します。乗り継ぎの空路で9時間から10時間。

 週末旅にはちょっと厳しそうですが、とにかく行ってみましょう。

 では出発!

 LaPalmaIsland.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年7月10日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 まずは空から島を眺めてみましょう。パラグライダーでひとっ飛び!

 ラ・パルマ島は火山で出来た島。休火山の大きな火口が見えてきました(青印)。

 さあ、地上に降りて島を見て回りましょう。移動の足はレンタカー。

 まずは山の上へと向かいます。曲がりくねった山道。カーブは400箇所以上あるそうです。カルデラにできた山の一つにやってきました。標高は2000メートル以上。しかも今でも少しずつ盛り上がっているとか。すごい風景ですね。

 小さな島には急勾配の山々が連なります。次は森をハイキング(緑印)。島には1000キロにも及ぶハイキングコースがあるそうです。気温は常に20℃から22℃。生息する生き物も多種多様。

 さて、ハイキングシューズからサンダルに履き替えて、今度は街を散策です。ここは島の東側にあるサンタ・クルス(赤印)。このカラフルな建物はサンタ・クルスならではの様式。

 「この様式はベネズエラ、キューバ、ペルーなどの南米の国々にも伝わりました」

 木製のバルコニーは特別な用途がありました。

 「バルコニーはトイレとして使われていました。昔はこの辺りまで海だったので、上から排泄物を落とすと全部持っていってくれたんです」

 ある意味、水洗式ですな(笑)。

 欧州とアメリカ大陸との間にあったこの島は必ず誰もが立ち寄る要所でした。

 「1552年、フランスの海賊フランソワ・ル・クレールが島を略奪しサンタ・クルスの建物を焼き払ってしまったんです」と案内の女性。

 海賊とは言っても、当時のフランス国王アンリ2世に雇われてスペインと戦っていた、いわば戦争請負人がル・クレールだったのです。

 それはともかくとして、次は島の南側に行ってみましょう。ここには塩田があります。大西洋の水を火山ガスの噴気口だった場所に貯水して作られる塩は100%天然です。しかもこの塩田、なんとも言えない魅力的な風景を作り出しています。

 この塩を使って、こちらのシェフに何か作っていただきましょう。シェフが使うのは、この赤い色の塩。塩の結晶にワインが染み込んだもの。肉料理にもデザートにも合うそうです。

 というわけで、仕上げにパラパラとワイン塩が振りかけられたデザートを頂いてみましょう。甘みにぴりっと塩味が聞いて美味しいらしい。

 美味しいデザートを頂いて幸せな気分になったところで、今晩の宿へと向かいましょう。宿といっても、本日は野宿!

 この島は、天体観測の世界では、星を見るのに最適な場所の一つとして知られています。それなら、星を見ないで帰るわけには行きません。

 観測に有害な明かりが一切ないため、夜になると満天の星空を堪能することができます。大西洋からの風が耐えない地域とかで、雲もどこかへ行ってしまうのかも。

 最後は、こんなところに行ってみました。そこは葉巻工房(こげ茶印)。ここで作られているのは、すべて手作りの高級葉巻。どうやらキューバからカナリア諸島に戻ってきた人たちがこの地に葉巻の製造を根付かせたようです。こうして出来た葉巻は5年の乾燥期間を経て出荷されます。

 「ラム酒と同じで熟成させることで一味違った葉巻になるんです」

 思った以上に見どころがたくさんあった島でした。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、タバコを吸うのにライターを借りた。もちろん手をアルコール消毒した上でね。でも、ライターはアルコールジェルが乾いてからつけるべし[ふらふら]

VDM(Vie de Merde)より


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コメント 2

t-toshi

数年前に、カナリア諸島クルーズで島
巡りをしました。この島にも立ち寄っ
たと思います。よく似た景観を見たよ
うです。兎に角どの島も、鄙びていま
した。丁度、私の今の住居の雰囲気で
・・・。
by t-toshi (2021-07-18 21:17) 

carotte

t-toshiさま
このご時世、鄙びたところですごせるなんて幸せですよ〜。東京なんかより鄙びたところで暮らす方がずっと心が休まります。
カナリア諸島の島々はかつては船の寄港地として繁栄していたようですが、今は鄙びてのんびりしたところなんでしょうね。
by carotte (2021-07-19 23:12) 

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