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夏はバスクの海岸で [バスク地方]

 在宅勤務を始めておよそ1年半。足が弱くなってしまい運動不足を痛感。水泳では鍛えられない足の筋肉。やっぱり体重分だけ重力を受けながら動かすからこそ足は強くなるらしい。

 そんなわけで一週間ほど前から毎日スクワットを10回やり始めた。たったの10回?これが結構きつい。それに最初から回数を増やすと続かない。最近になってやっと筋肉痛を起こさなくなってきた。そうしておいてから少し回数を増やすのだ。

 さて、夏のバカンスシーズン中は週末旅の放送はないらしいので、夏スペシャル版の旅を体験しに、バスクの海岸に行ってみましょう。

basque.jpg


下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年7月24日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 バスク地方はフランスとスペインにまたがっていますが(黄緑の地域がフランス、灰色がスペイン)、フランス側の海辺の町ゲタリーから出発しましょう(青印)。

 あいにくの雨。とは言っても、このレトロなキャンピングカーに乗ってしまえば濡れる心配はありません。

 走っているうちに雨は上がって日差しが出てきました。絶好の旅日和。海風にはためくバスクの旗。そして独特のこのボート。もちろんサーファーもいます。

 きょろきょろしていると海沿いの駐車場で同じキャンピングカーを発見。レトロカー談義で盛り上がってしまいました。

 先を急ぎましょう。とは言っても時速40キロが制限速度。スピードはあまり出せません。

 のんびり走っているうちに次の目的地が見えてきました(赤印)。湾の向こう側に要塞都市があります(緑印)。スペインからの攻撃を防ぐために16世紀に作られたそうです。

 その湾の中を細長い手漕ぎのカラフルなボートが滑るように進んでいきます。このボートレース、150年も前から続いているそうです。どうやら地域ごとに色分けされ、スピードを競い合うようです。かつてこの船でクジラ漁が行われていたとか。

 さあ、次の目的地に向かいましょう。今度は国境を超えてスペインの港町にやってきました(水色印)。カラフルなファサードの家々。

 「この地域は漁師町だったんです。家は漁師の船の色と同じです。船をペンキで塗った後、残ったペンキで塗ったんです」と地元も男性。

 この町を出発する前に、テラスでタパスをいただきましょう。美味しそうですねえ。食べたい!

 お腹いっぱいになったら車で移動。20キロほど海岸線を走るとパサイアに到着(黄緑印)。この風景、心が癒やされます。

 ゴムボートに乗り換えて向かった先は、こちらの工房。10人ほどの職人さんたちが木を削っています。

 ここは木造船の製造工房。機械は使用せず、すべて手作り。

 木造船というのがこれ。400年ほど前、カナダまでクジラ漁に出ていた船です。なるほど、当時と同じ技術と材料を使って全く同じ船を再現するというプロジェクトですね。

 ここまでに6年の歳月がかかったそうです。完成したら当時と同じように大西洋を横断するんでしょうね。

 海岸線はまだまだ先まで続きますが、今回の旅はここでおしまいです。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、ファストフード店の店員をしている。お客の注文がなかなか決まらず、客もイライラ。なにしろフランス語もスペイン語も、ドイツ語も試してみたけどダメ。客はバスク語しか話せないらしい・・・ [もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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