パン・バーニャ [コート・ダジュール地方]
柔道混合団体戦、フランスが制して歓喜の渦。
フランスはどういうわけか柔道が盛んな国の一つ。切磋琢磨してきたんでしょうな。
しか〜し、この借りは次の五輪で返す。待ってろよ、パリで!
それはさておき、月曜日恒例の節約晩ご飯は放送がなかったので今週もお休み。
本日はコート・ダジュールのニースの名物サンドイッチのお話です。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年7月29日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
これがそのサンドイッチ。地元ではパン・バーニャ(pan bagnat)と呼ばれています。
本物のパン・バーニャを求めてこちらのお店にやってきました。
”ニース料理” というラベルを取得しているお店。しかも、4代に渡って同じ一族が続けてきた歴史あるお店です。これなら本物が食べられそう。
「元々は漁師が食べていたサンドイッチなんです。朝早く漁に出た漁師たちがお弁当として食べていました」とお店の方。
作り方は、まず丸い大きめのパンの上の部分を切り取ります。
半分に切ったトマトをパンの両面にこんなふうになすり付けたら、たっぷりのオリーブ油とほんの少しのビネガーをたらします。
次に具をのせていきます。まずは輪切りのトマト。そこに野菜サラダをのせます。
サラダの中身は、アーティチョーク、わけぎ、セロリ、ラディッシュと種類も豊富。
そこにツナ、ゆで玉子、アンチョビ、オリーブを一気にのせます。うわっ、すごいボリューム!
最後に切り取ったパンを蓋にしてギュッと圧したら出来上がり。
「皆さんビーチで召し上がりますが、食べているうちにおつゆが手から腕に流れ出てしまうので、気をつけなくてはいけません」
おお、確かにビーチで皆さん召し上がってます。
「母が海に連れてきてくれた時、いつもこれを食べていました。パン・バーニャを食べるのは習慣みたいなものなんです」と女性。
「野菜たっぷりだし、ビーチで食べるのにぴったりなものが全部入ってますよ」と男性。
それにしてもこの海岸、岩だらけですごいところですね。ビーチは玉砂利に覆われています。
以前、ビーチは砂がいいか、玉砂利がいいか、なんて談義がありましたっけね。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、友人と一緒に海にやってきた。のんびり海水浴を楽しんでいたら、いつの間にかビーチに置いていた荷物が海の上にぷかぷか浮いていた 」
VDM(Vie de Merde)より
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