水上の一騎打ち2021 [ラングドック=ルシヨン地方]
近頃、食事の後に睡魔に襲われる。年取った証拠か?
若い頃、お年寄りがこっくりこっくりしているのをよくみかけたものだ。今ではそのお年寄りが自分???
それはさておき、東京ではオリンピックの競技が続いているが、フランス南部の港町セット(Sète)では、こんな伝統の試合が行われていました。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年8月2日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
古めかしくも美しい木造船を漕ぐ人たち。船上でラッパのを鳴らす人もいます。
お立ち台のようなものが船尾に取り付けられ、そこには長い棒と盾を持った戦士が身構えています。
2つのボートが接近すると、その戦士がすれ違いざまに相手を棒で突きます。持ちこたえられなくて海に落ちたら勝負あった。
あれ、ふたりとも海にざぶん。この場合、どうなるんでしょ?同体で引き分け?
棒の長さは3メートルもあります。ど〜んと一突きで相手を海に落としたのはセバスティアンさん。なんと1976年から突き役を務めています。
「身体が言うことを聞かなくなるまでは続けるつもりですよ」
ふくよかなお腹がその力の源?
一対一の熱戦が続きます。岸辺でその競技を盛り上げてくれるのがこの音楽隊。コロナ禍でも伝統のお祭りは続いています。
「もう何年も前から見に来てますよ。一年だって見逃したことはありません。戦士がいて、音楽があって、楽しいですよ」と女性。
子供たちも大きな声で声援を送ります。
「トレーニングすればするだけ強い戦士になれるんだ」と男の子。
この子たち、将来は戦士になるつもりらしい。かっこいいですもんねえ。
第一回目の競技が行われたのは、1666年7月29日と言いますから、長い歴史を持つスポーツです。
伝統の衣装を身につけて繰り広げられる試合は、見た目も魅力的です。
伝統の衣装は選手だけではありません。ご覧の通り観客の中にもいらっしゃいました。
「小さい頃はあちらの岸辺に椅子を持ってきて見学してました」と女性。
競技は数時間に渡って続けられるそうです。最後は見事に敵を海に落とした戦士が優勝となりました。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、22歳の誕生日を迎えた弟に、こんなメールを送った。『おい、おいぼれ、もう直ぐ墓場ゆきかい?』弟に送ったと思ったら、同じ名前のお祖父ちゃん送ってしまった」
VDM(Vie de Merde)より
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