夏はスロベニアで [その他の国]
日曜日恒例の週末旅はお休みなので、夏スペシャルの旅を楽しみましょう。
今回はスロベニアを旅します。
下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年7月31日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
沿岸部はイタリア風、山間部はスイスやオーストリアの雰囲気、お城はフランスやスペインにも劣らない、そんな国がスロベニアです。
まずやってきたのはこの湖(青印)。湖の真ん中には島があります。島に渡る唯一の手段がこのボート。
操縦が難しいらしい。珍しくモーターではなく手漕ぎ。静かな湖を騒音で壊してしまうような無粋はことはしません。
3世紀に渡って使い続けられてきたこのボート、操縦できるのは限られた人たちだけ。
20分ほど乗っていると島に到着。目の前には巨大な階段が待ち受けていました。階段は99段あるそうです。
「スロベニアの伝統では、花婿が花嫁をかかえてこの階段を上がる事になっています。ここで結婚式を挙げるカップルは年間1,200組。その中で最上階まで上がれた花婿は3人に1人だそうです(笑)」
今回は一人なので足取りも軽く上までやってきました。そこに現れたのが神父様。この島にある教会(赤印)を案内してくれます。
何世紀も前から巡礼の地となっている教会の中はこんなふうになっていました。そして天井から下がっているロープを引っ張ると鐘が鳴り始めました。美しい鐘楼。
さて、次は車で出発しましょう。とは言っても車ごと列車に乗り込みます。これなら安心して周りの風景を楽しむことができそう。
こうしてたどり着いたのが首都リュブリャナ(オレンジ印)。ここにあるレストランでスロベニア料理をいただくことにしましょう。
女性シェフが作ってくれます。材料は、玉ねぎ、薄くスライスした仔牛のレバー、アンズタケ。フライパンで、スライスした玉ねぎ、レバー、アンズタケの順に炒め、最後に白ワインを加えてひと煮立ちさせたら出来上がり。なんだかすごく美味しそう。付け合せはそば粉を茹でたもの。
お腹がいっぱいになったところで、お昼寝に最適な場所をみつけました。アドリア海に面した都市ピラン(緑印)。
かつてここはヴェネツィア共和国の一部でした。どおりで建物がすべてイタリア風。こちらの男性マルコさんの仕事は港のパトロール。
「将来は僕もヨットを持てたらなと思います」
海岸にはコンクリートのビーチもあります。かつてソ連の影響下にあったユーゴスラビア時代の痕跡です。
ピランは夏のリゾート地ですが、他の欧州諸国に比べると物価が安くのんびり過ごせるそうです。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、急いでいたのでTシャツを着ながら階段を駆け下りた。確かに早かった。転がり落ちたんだから」
VDM(Vie de Merde)より
ブレッド湖は、印象に残る青い水と、湖
の中のブレッド城が水に映って美しい場
所でした。手こぎのボートも懐かしく思
い出しました。この漕ぎ手には、既得権
が中々なれないと言っていました・・。
ないとも
by t-toshi (2021-08-15 14:17)
t-toshiさま
やはりブレッド湖にも行かれてましたか。あのボート、操縦権は代々家に継承されているようで、23の家にしかゆるされてないそうです。交通手段がボートだけというのが影響しているのかもしれません。
by carotte (2021-08-16 21:41)