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夏は豪華列車 [スペイン]

 夏休みシーズンももう10日ほどで終了だが、週末旅の再開はまだまだ先になりそうだ。

 今回は、スペイン豪華列車Transcantabricoでファーストクラスの旅を楽しみましょう。

Spain_BilbaoSC-2.jpg

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年8月15日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 列車はビルバオとサンティアゴ・デ・コンポステーラをつなぐ680キロの鉄道を、あちこち観光しながら走ります。

 車内はどんな作りになっているんでしょうか?

 ここは出発地のサンティアゴ・デ・コンポステーラの駅(青印)。こちらのカップルと一緒に乗り込んでみましょう。ドアをあけると、ホテルのスイートルームのよう。なんだかワクワクしてきます。

 さて、スタッフを少し紹介しておきましょう。こちらは客室係4人のうちの一人クリスチャンさん。食堂車の責任者はエナさん。運転手はこちらの男性ラウルさんです。

 「客室は田舎の別荘みたいなものです。別荘の中にいながら次々に変化する車窓からの眺めを楽しむことができますよ」

 さあ、いよいよ出発です。目的地に到着するのが目的ではない列車は、最大時速80キロで走ります。高速列車とは違います。

 サンティアゴ・デ・コンポステーラから港町リバデオ(赤印)までは海岸を満喫しましょう。このあたりは岩が作り出す絶景が続いています。

 野性味あふれる海岸ですが、別名を大聖堂の海岸というそうです。そう言われると、岩がそそり立つ姿は荘厳なゴシック建築を思い起こさせます。

 さて次は内陸の山に向かって出発(緑印)。標高2,500メートルあまりのところにある国立公園には山々が連なります。

 列車を降りて山のレストランでランチをいただきましょう。グラスに注がれているのはシードル。

 お腹いっぱいになった所で列車に戻りましょう。午後はのんびりリビングで一休み。その間も列車は走り続けます。ゆりかごのように揺れる車内でお昼寝中の方もいらっしゃいます。

 「木造のアールデコのインテリアは蒸気機関車に乗っているような気分になれますよ」と男性。

 さて、とっぷりと日が暮れた夜の8時。厨房では慌ただしく夕食の準備が始まりました。女性シェフが料理を盛り付けていますが、揺れる列車の中では気をつけないととんでもないことになりそうな・・・。

 食堂車はこんな感じ。オリエント急行みたいですね。

 こんな一日が4日ほど過ぎたころ、ビルバオ(黄緑印)の少し先にある町ベルメオに到着(水色印)。ここの名所がこの半島サン・ファン・デ・ガステルガチェ(焦げ茶色)。

 「素晴らしいですね。万里の頂上みたいです」と男性。

 確かに、それらしきものが半島のてっぺんまで続いているのが分かります。どうやらこの半島、テレビドラマで有名になった場所らしい。

 岩山のいただきには教会が建てられています。この教会を訪れた人は鐘を3回鳴らすことになっているようです。

 こうして鐘の音とともに今回の旅が終わりました。

 それはそうと、誰もマスクをしてなかったですね。大丈夫なんだろうか?と思いつつ、こんなことを心配しないでいい世の中になってほしいと祈るばかり。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、列車で旅に出た。予約しておいた窓際の席に座ろうとしたら、女性が先に座っていた。そこで遠慮がちに私の席だと言ったら彼女が言った。『それなら隣に座ればいいじゃない』で、結局、隣に座った。女には逆らうな・・・[もうやだ~(悲しい顔)]

VDM(Vie de Merde)より


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