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夏はブルガリアで [その他の国]

 日曜日恒例の週末旅は、再開までまだ時間がかかるようです。

 今回は、スペシャル版でブルガリアの旅を楽しみましょう。

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下記ウィンドウの▸をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年8月14日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 ブルガリアと言えば、社会主義国を思わせるコンクリートの建造物を想像してしまいますが、青い海に面したラベンダーの花の咲く美しい国でもあります。

 そしてこの民族衣装とダンス。見どころいっぱいの国を少しだけ訪ねてみましょう。

 まずは黒海に面した南東部の町ソゾポル(青印)。お隣のトルコは目と鼻の先。

 商船の船員として世界各国を巡っていたこの男性、ここが世界で一番の楽園だとか。

 「西ヨーロッパの人たちはギリシャだイタリアだって言うけど、ここだってあまりかわらないんだよ。青い海はあるし、自然のままの島だってある」

 その一つがこちらの島(焦げ茶印)。ここでは海鳥を保護するために、人が新しく家を建てたり住んだりすることは禁止されています。なんだかヒッチコックの鳥みたいになりそうな・・・。

 島には灯台がありますが、冬にしか人はやってきません。観光客の集団を目にすることもありません。人間のテリトリーは向こう岸。

 その岸には5キロに渡って砂浜が広がっています。午前10時で水温は25℃。

 「毎年ここにきてますよ。暖かいし美味しいものも食べられるし、しかも高くない」と男性。

 確かに物価は安いらしい。こちらの豪華なプール付きのヴィラ。夏のシーズン中でも一週間250ユーロで貸し出しているそうです。コート・ダジュールの30分の1。

 室内にはサウナもあります。そして海までは歩いて5分。しかもテラスからはストランジャ自然公園の山々を望むことができます。

 上空から見るとかなり大規模な山岳地帯。ヤギの群れが道を横切ったり、教会や世界遺産の修道院があったりと退屈することはなさそうです。

 今回は、途中の家にお邪魔して郷土料理タラトールを教えてもらいます。

 壺の中にはブルガリアヨーグルト。まずはきゅうりの皮をむいてさいの目に切ります。これをボールに入れたら、ヨーグルト、水、にんにく、砕いたクルミ、ディル、オリーブ油、そして氷を加え混ぜ合わせます。最後は、中身をくり抜いたパンによそっていただきます。夏にピッタリのスープ。しかも簡単に作れそうです。

 次は、ブルガリア第二の都市プロブディフを訪ねます(赤印)。

 ウィーンとローマとイスタンブールが混在したような都市。さらにロシア正教会やコンクリートの巨大は像など旧ソ連を思い起こさせるものもあります。そして西洋と東洋の2つが共存している都市でもあります。

 歴史の先生と一緒に町を歩けば、こんな建築物にも巡り会えます。この装飾の施された木造建築は、世界中でローズオイルを売って富を得たアルメニア人が建てた邸宅だそうです。

 そしてローマ時代の遺跡もあります。ここは紀元2世紀に作られた半円形劇場(水色印)。柱や彫像の保存状態も良さそうです。

 この日はこんなパフォーマンスを見物することができました。ブルガリア伝統の音楽とダンス。ヨーロッパでありながらもオリエンタルな香りが漂います。



******* フランス人のつぶやき *******

「今日、子供たちのためにヨーグルトのデザートを作った。食べ始めた子どもたちの様子がおかしい。それで気がついた。バニラとラム酒を間違えた[あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


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