SSブログ

30ユーロで晩ご飯147 [お料理実践編]

 節約晩ご飯が再開となりました。では、月曜日恒例の節約晩ご飯シリーズ。30ユーロ以内で、4人分の晩ご飯をフルメニュー(前菜+メイン+デザート)で作ってもらいます。

 チャレンジしてくれるのはバスク地方でオーベルジュを経営するシェフ・エトワレ(ミシュランで星を獲得したシェフ)のセドリックさん。

 スペインとは目と鼻の先。地元の特産品を使ったタパス料理を作ってくれるそうです。

 ではスタート!

Paris_StPeeSN.jpg

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年8月28日に放送)

映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。


 このテーマソングも久しぶり。いよいよ再開です。

 夏休みシーズンが終わって落ち着いた佇まいのビーチを歩くリポーターさんとシェフ。

 「ここは海もあれば山もある食材の豊富なところです」とシェフ。

 なんか素敵な声のシェフと思ったら、見た目も格好いい!どんな料理を作ってくれるのかしら?さっそく30ユーロを渡して材料を揃えていただきましょう。

 ここはオーベルジュから5キロほど離れたサン=ジャン=ドゥ=リュズの市場。

 「タパスっておつまみ?それとも本式の食事かしら?」とリポーター。

 「その間くらいの料理ですよ」とシェフ。

 まずやってきたのは八百屋さん。バスク地方の郷土料理ピペラードを作るために、トマト、玉ねぎ、唐辛子を購入。さらに、ズッキーニ、メロン、シブレット、バジルも購入。これが合計で9.48ユーロ、残りは20.52ユーロ。

 次は魚屋さんにやってきました。試食用のマグロのタパスが置いてあります。前夜に釣れたのがこのマグロ。重さ57キロ。しかし、タパスを作るのには一切れあれば十分。さらにイカも購入。これが合計で8.46ユーロ、残りは12.06ユーロ。

 次は山の幸を求めて加工肉店へ向かいます。ここでは、バイヨンヌ地方の生ハム、豚ロース、チストラというバスク地方のソーセージを購入。これが5.08ユーロで残りは6.98ユーロ。

 そして最後は乳製品のお店で羊のチーズとエスプレットのジャムを購入。エスプレットはバスク地方特産の唐辛子。これが合計で6.60ユーロ。

 手元には0.38ユーロが残って予算内に収まりました。では、オーベルジュの厨房で・・・ではなくお庭で調理の開始!

 タパスは5種類。そのうちの一つがデザートです。

 まずは、トマトとバジル等々でソース・ヴィエルジュを作ります。生ハムを千切りに、辛くない唐辛子を油に通して皮をむき器に盛り付けたら、さきほど作ったソースを添えます。これで1つ目のタパスが完成。

 次は2つのタパスを作りますが、まずは鉄板を使ってピペラードを作ります。

 同じく鉄板焼にした豚ロースをさいの目に切り、溶き卵にピペラードと一緒にいれてオムレツにします。これで2つ目が完成。

 イカとチストラの鉄板焼をピペラードにトッピングして3つ目のタパスが完成。

 4つ目はあのマグロのタルタル。マグロとズッキーニをさいの目に切ってボールにいれ、刻んだシブレットとオリーブ油を加えてよくかき混ぜます。羊のチーズを入れた器に盛り付けたら完成。

 最後はデザートの甘いタパス。スライスしたメロンにエスプレットのジャムを垂らして出来上がり。

 エスプレットは唐辛子ですが、辛味というより香りが料理に厚みをもたらしてくれます。よってデザートに使っても何の違和感もないらしい。


******* フランス人のつぶやき *******

「今日、バルセロナでの一週間の旅を終えて帰宅した。早速、写真の整理をしてフェイスブックにアップしようとしたら、フェイスブックが写真に写り込んでいる人たちを自動で見分けてくれた。なんと、タパスの皿の端っこいへばりついているタコが、僕だった [あせあせ(飛び散る汗)]

VDM(Vie de Merde)より


nice!(47)  コメント(0) 

nice! 47

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。