コロナで海辺の別荘 [トピックニュース]
ポスト・コロナの経済回復のための政策が色々出てきてるようだが、消費税減税はあまり役に立つとは思えない。
そもそもポスト・コロナになってしまえば自ずと皆がお金を使う。今までお金を使おうにも使う機会がなかっただけ。
ドイツがVAT減税をやったけどうまく行かなかったという事例もある。それともタイミングが良ければ効果はある???私には凡庸なアイデアに思える。
それはともかくとして、本日は別荘のお話。
コロナ感染でフランスの別荘市場はこれまでにないほどの活況を呈しているとか。
仕事をなくしてその日暮らしていくこともままならない人たちがいる一方で別荘を手に入れて安全に暮らせる人たちもいるようです。
別荘をお持ちの方々って、どんな人達なんでしょう?

下記ウィンドウの▷をクリックして番組をご覧ください。(フランスのTV局TF1で2021年9月3日に放送)
映像が途切れ途切れになってしまう皆さん。どうも映像の読み込みと再生の速度がうまく噛み合ないのが問題のようです。解決策として、本編が始まったところで一旦ポーズボタンをクリックし再生を止め、映像を読み込むまでしばらく待ちます。ある程度映像を読み込んだところで、もう一度再生ボタンをクリックすると途切れずに見ることができるようになります。少し手間ですが試していただけると幸いです。
こんな海辺の別荘を手に入れるなんて夢のまた夢。高給取りでなくてはとても手に入るとは思えません。
「生活に困らない裕福な人たちだと思うわ。何しろ価格が値上がりしてますからね」
「ある水準以上の生活をしている人たちでしょうね」
いいえ、そんなことはありません!
ある調査会社の調べによると、所有者の3分の2は月収が6,000ユーロ(約78万)に届かない世帯。年収にすると1000万円に届かないということですね。
こちらのご夫婦、10年前にこの別荘を手に入れました。
「この暮らしを続けるために、旅行もしませんし不必要な出費もしないようにしてます」
何も考えずにお金をどんどん使うなんていうお金持ちではなさそうです。
海辺のリゾート地にある別荘は人気が高く購入希望者が増加しています。そのため地元では困ったことが起きています。
「小さい住宅なのに高額になりました」
「不動産屋の広告を時々見てますが、値段は上がる一方です」
こちらの不動産屋では売りに出してから48時間以内には買い手がみつかるそうです。そしてお客のほとんどが別荘購入者。
フランスでは住宅の10分の1が別荘。この3年の間に海辺の別荘を求める人たちの数は増加し、コロナ感染がそれに拍車をかけました。
「最近では、1㎡あたり3,000から3,500ユーロくらいになっています」と不動産屋さん。
別荘と行っても一軒家ではなくマンションタイプのも数多くあるようです。そしてこれくらいの小さな物件がよく売れているそうです。広さは30㎡ほど。
決して広くはありませんが、専用のお庭が付いています。
お手頃とは言うものの、購入には140,000ユーロ(約1800万円)が必要です。
******* フランス人のつぶやき *******
「今日、別荘を人に貸していたが返してもらうことになった。カギを郵便受けに入れて置いてもらうことにしていたが、別のいい場所がみつかったという。それは猫の首にひっかけておくこと。う〜む、ウチでは猫は飼ってなかったけど・・・」
VDM(Vie de Merde)より
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